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ミキサー車使い住宅密集地で大規模火災訓練

ミキサー車を使った消火水の給水=旭小学校で
ミキサー車を使った消火水の給水=旭小学校で

 住宅密集地での大規模火災を想定した火災防御訓練を、豊橋市消防本部などが17日、市街地にある市立旭小学校などで実施した。消火活動支援などで市と協定を交わした東三河生コンクリート協同組合のミキサー車も参加し、消火水の搬送、受け入れなどを確認した。
 新潟県糸魚川市で2016(平成28)年に発生した大規模火災では、ミキサー車が消防水の輸送に活躍した。このため、豊橋市は昨年12月26日、同組合と災害時の生活用水の確保と消火活動支援に関する協定を締結した。全国でこうした備えが進んでいるという。
 締結後、初めてとなった訓練には、組合や同本部のほか、旭校区防災会や豊橋署、市消防団などが参加。住宅密集地では、消防車両が進入できないなどから消火ホースを延長する必要があり、遠距離送水訓練を行った。朝倉川から旭小まで通常より太いホースを約800㍍にわたってつないだ。
 大規模火災では水が不足する事態も考えられ、消火水を確保するため、ミキサー車2台が市中消防署などで10㌧ずつの水を入れて輸送、給水した。
 大火を防ぐには初期消火も重要で、住民が初期消火訓練を実施。消防本部消防救急課の榎本喜明課長は「まずは地元の人たちの初期消火が大事。水をきらさないことも必要で、きょうは各機関が連携を確認し、有意義な訓練になった」と講評した。
 東三河生コン組合の大野悦男理事長は「10分ほどでミキサー車に水がくめることを確認できた」と訓練の成果を話し、「糸魚川の火災では同業者が水を運び、効果があった。組合として地域に貢献していきたい」と述べた。
(中村晋也)

 住宅密集地での大規模火災を想定した火災防御訓練を、豊橋市消防本部などが17日、市街地にある市立旭小学校などで実施した。消火活動支援などで市と協定を交わした東三河生コンクリート協同組合のミキサー車も参加し、消火水の搬送、受け入れなどを確認した。
 新潟県糸魚川市で2016(平成28)年に発生した大規模火災では、ミキサー車が消防水の輸送に活躍した。このため、豊橋市は昨年12月26日、同組合と災害時の生活用水の確保と消火活動支援に関する協定を締結した。全国でこうした備えが進んでいるという。
 締結後、初めてとなった訓練には、組合や同本部のほか、旭校区防災会や豊橋署、市消防団などが参加。住宅密集地では、消防車両が進入できないなどから消火ホースを延長する必要があり、遠距離送水訓練を行った。朝倉川から旭小まで通常より太いホースを約800㍍にわたってつないだ。
 大規模火災では水が不足する事態も考えられ、消火水を確保するため、ミキサー車2台が市中消防署などで10㌧ずつの水を入れて輸送、給水した。
 大火を防ぐには初期消火も重要で、住民が初期消火訓練を実施。消防本部消防救急課の榎本喜明課長は「まずは地元の人たちの初期消火が大事。水をきらさないことも必要で、きょうは各機関が連携を確認し、有意義な訓練になった」と講評した。
 東三河生コン組合の大野悦男理事長は「10分ほどでミキサー車に水がくめることを確認できた」と訓練の成果を話し、「糸魚川の火災では同業者が水を運び、効果があった。組合として地域に貢献していきたい」と述べた。
(中村晋也)

ミキサー車を使った消火水の給水=旭小学校で
ミキサー車を使った消火水の給水=旭小学校で

カテゴリー:社会・経済

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