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豊川署が特殊詐欺防止でコンビニへ感謝状

齋藤署長から感謝状を贈られる吉山さん㊥と庄田さん㊧=豊川署で
齋藤署長から感謝状を贈られる吉山さん㊥と庄田さん㊧=豊川署で

 豊川署は27日、特殊詐欺被害を未然に阻止したとして、豊川市森2のコンビニエンスストア・ミニストップ豊川森店(吉山みどりオーナー)に感謝状を贈った。
 今月7日午前9時45分ごろ、高齢の夫婦が携帯電話で話しながら店内のATMを長時間操作。店員の庄田凜太郎さん(26)が「何回か来店されている方で、操作方法を分からないはずがない」と感じ、声を掛けた。ちょうど同じ時間帯に、店に男の声で「弁当が温まっていない」などとクレームの電話がかかり、吉山さん(55)が対応。前日6日にもATMで別の夫婦が操作していた時、同じ男の声で同様の電話があったことから、吉山さんと庄田さんは夫婦を説得して操作を止めさせ、豊川署に通報した。
 夫婦は市役所保険課や銀行の職員を名乗る複数の男から電話を受け、還付金を受け取るために近隣のコンビニATMで操作するように誘導されていた。ATMを操作するタイミングで、店にクレームの電話を入れて店員の注意をそらす同様の手口は昨年から頻発しており、豊川署は各店舗で事前に店員に知らせない訓練を実施。ミニストップ豊川森店でも昨年12月に行っていた。
 今回、夫婦はATMで暗証番号を2桁まで入力しており、目前で被害を防ぐことができた。最初に声を掛けた庄田さんは「訓練がなかったら、迷惑だと思われてしまうので説得できなかった。訓練が生きたと思う」と振り返り、吉山さんも「電話に出る際に、ATMを操作している人がいないかを確認するようになった」と明かした。
(由本裕貴)

 豊川署は27日、特殊詐欺被害を未然に阻止したとして、豊川市森2のコンビニエンスストア・ミニストップ豊川森店(吉山みどりオーナー)に感謝状を贈った。
 今月7日午前9時45分ごろ、高齢の夫婦が携帯電話で話しながら店内のATMを長時間操作。店員の庄田凜太郎さん(26)が「何回か来店されている方で、操作方法を分からないはずがない」と感じ、声を掛けた。ちょうど同じ時間帯に、店に男の声で「弁当が温まっていない」などとクレームの電話がかかり、吉山さん(55)が対応。前日6日にもATMで別の夫婦が操作していた時、同じ男の声で同様の電話があったことから、吉山さんと庄田さんは夫婦を説得して操作を止めさせ、豊川署に通報した。
 夫婦は市役所保険課や銀行の職員を名乗る複数の男から電話を受け、還付金を受け取るために近隣のコンビニATMで操作するように誘導されていた。ATMを操作するタイミングで、店にクレームの電話を入れて店員の注意をそらす同様の手口は昨年から頻発しており、豊川署は各店舗で事前に店員に知らせない訓練を実施。ミニストップ豊川森店でも昨年12月に行っていた。
 今回、夫婦はATMで暗証番号を2桁まで入力しており、目前で被害を防ぐことができた。最初に声を掛けた庄田さんは「訓練がなかったら、迷惑だと思われてしまうので説得できなかった。訓練が生きたと思う」と振り返り、吉山さんも「電話に出る際に、ATMを操作している人がいないかを確認するようになった」と明かした。
(由本裕貴)

齋藤署長から感謝状を贈られる吉山さん㊥と庄田さん㊧=豊川署で
齋藤署長から感謝状を贈られる吉山さん㊥と庄田さん㊧=豊川署で

カテゴリー:社会・経済

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