豊橋市介護保険関係事業者等連絡会の全体会

　豊橋市介護保険関係事業者等連絡会による今年度の「第３回全体会」が、同市公会堂で開かれた。施設管理者や職員、ケアマネージャー、ヘルパーら約270人が参加、苦情に関する講演を聴いた。
　連絡会は豊橋をサービス提供区域とする介護保険事業所や医療・保健・行政関係者らで構成。上質の介護サービス提供を図るべく、全体会や研修会など実施している。
　この日は、同連絡会の予算案や基本事業案・年間事業計画案などの連絡が行われた後、県国民健康保険団体連合会介護福祉室苦情調査係主任専門員の成田一氏を講師に、「苦情に学ぶ介護サービスの質の向上」と題した話を聞いた。
　同連絡会では、苦情に関する勉強会を3年に1度実施。苦情の原因がどこにあるかを知り、苦情を少しでも減らすにはどうすべきかを考える機会としている。成田氏は、三河で年々苦情件数が増えていることなどを紹介、苦情・相談の件数や種類、介護サービスでの苦情に対する具体的な改善状況、苦情・相談対応のポイントなどを説明し、「施設職員など対応する人が、ちゃんと見ているんだということを当事者に分かってもらうよう接することが大事」と説いた。
　講演後は豊橋市長寿介護課による「平成31年度介護保険窓口手続きの見直し等について」の説明も行われた。
（田中博子）