サーフィン強化指定選手の都築さん 田原市長を表敬

　日本サーフィン連盟（ＮＳＡ)の「２０１９年サーフィン強化指定選手」に選ばれた田原市立赤羽根中学校３年の都築虹帆さん（15）が５日、同市役所を訪れ、山下政良市長に意気込みを話し、目標は「日本代表に選ばれたい」と笑顔を見せた。
　昨年、県内最年少の15歳でプロに合格した都築さん。三重県で８月にあった「第53回全日本サーフィン選手権大会」（ＮＳＡ主催）で４位と大健闘し、２０１８年はＮＳＡガールズクラスのランキングで８位となった。
　ＮＳＡが２月、サーフィン日本代表選出のための同強化指定選手75人を発表し、その１人に選ばれた。
　母親の真弓さんと市役所を訪れた都築さんは「強化指定選手に決まった時はとてもうれしかった。（強化指定選手という）名前をもらえたことで、今後はより自覚を持って頑張っていきたいと思った」と気を引き締めた。
　山下市長は「私たちや家族の方はもちろん、田原市民みんなが期待している。この先もっと活躍していけば、国民みんなが期待することになる。他の強化選手の技を見てレベルアップしてほしい。この先も、オリンピックを目標に頑張ってください」とエールを送った。
　この日は卒業式で、都築さんはサーフィンの練習時間確保と大会出場を考え、通信制の学校に進学する。家族で常滑市から田原市高松町に移住して１年になり、「毎日サーフィンができて、すごく楽しい」とにっこり。
　４月には、海外でプロとして初の大会に臨み、５月には日本代表への道となる千葉県で行われる大会に出場する。プロ初の大会では「入賞が目標」と意欲を話した。
（中村晋也）