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希少種保全動物園に認定

 豊橋総合動植物公園の動物園が、希少な生き物の繁殖、飼育などに取り組む「希少種保全動植物園等」に環境省から認定された。昨年から認定制度が設けられ、国内で6施設目、動物園としては4施設目で、東海地方で初めて。
 認定により、希少種を繁殖などの目的で移動させる際、必要だった届け出、許可が不要になる。繁殖などに向けた他園・館との円滑な個体移動ができ、動物園など生息域外での保全の連携体制を構築できる。
 来園者に対しては、希少野生動植物に関する環境教育・普及啓発を促進。また、動植物園が持つ「種の保存」という公的な機能を明確化、社会的な認知度も向上できる。
 豊橋総合動植物公園の動物園は、コウノトリ、タンチョウ、クマタカなど国内希少種5種、ワオキツネザル、マンドリル、チンパンジー、アムールトラ、アジアゾウ、シロサイなど国際希少種17種の計22種の希少種を飼育している。
 改正種の保存法が施行された昨年6月1日、希少種の保護、増殖で一定の基準を満たす動植物園などを環境大臣が認定する「認定希少種保全動植物園等制度」が始まり、同公園が認定に向け申請していた。
 同公園は「希少種を繁殖、飼育していることが認めらたことは大きい」と話し、今後も国内外の絶滅の恐れのある野生生物の種を保存するため、必要な取り組みを進めていく。
(中村晋也)

 豊橋総合動植物公園の動物園が、希少な生き物の繁殖、飼育などに取り組む「希少種保全動植物園等」に環境省から認定された。昨年から認定制度が設けられ、国内で6施設目、動物園としては4施設目で、東海地方で初めて。
 認定により、希少種を繁殖などの目的で移動させる際、必要だった届け出、許可が不要になる。繁殖などに向けた他園・館との円滑な個体移動ができ、動物園など生息域外での保全の連携体制を構築できる。
 来園者に対しては、希少野生動植物に関する環境教育・普及啓発を促進。また、動植物園が持つ「種の保存」という公的な機能を明確化、社会的な認知度も向上できる。
 豊橋総合動植物公園の動物園は、コウノトリ、タンチョウ、クマタカなど国内希少種5種、ワオキツネザル、マンドリル、チンパンジー、アムールトラ、アジアゾウ、シロサイなど国際希少種17種の計22種の希少種を飼育している。
 改正種の保存法が施行された昨年6月1日、希少種の保護、増殖で一定の基準を満たす動植物園などを環境大臣が認定する「認定希少種保全動植物園等制度」が始まり、同公園が認定に向け申請していた。
 同公園は「希少種を繁殖、飼育していることが認めらたことは大きい」と話し、今後も国内外の絶滅の恐れのある野生生物の種を保存するため、必要な取り組みを進めていく。
(中村晋也)

カテゴリー:社会・経済

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