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名古屋で戦争に関する資料館企画展

実物資料に目を凝らす来場者=戦争に関する資料館で
実物資料に目を凝らす来場者=戦争に関する資料館で

巻き込まれた国民「銃後」
 企画展示「銃後~戦争を支えた人々~」が愛知・名古屋 戦争に関する資料館(県庁大津橋分室1階)で開かれている。主催は、戦争に関する資料館運営協議会。
 戦争の体験を次世代に伝え、平和の大切さを学んでもらうのが狙いで、県民から寄贈された実物資料を展示している。
 戦争に直接参加しない一般国民を「銃後」と呼び、国内がどのように戦争に巻き込まれていくのか、「飛行機献納運動」「百貨店でのプロパガンダ」「軍需株への投資」3つのテーマに分け紹介している。
 飛行機献納運動は東三河でも行われ、1943年に豊橋市翼賛壮年団が軍へ献金した領収書が展示されている。金額は15円、現在の価値で約30万円を県内の組織から募ったという。
 また、名古屋市の百貨店松坂屋で当時開かれた展覧会「衣料切符制と国民生活」のチラシを展示。衣料切符制や服装、冠婚葬祭について大政翼賛会が生活指導していたことが分かる。
 その他、焼夷(しょうい)弾の模型、水筒、宝くじ券など貴重な実物資料が並ぶ。「一般の人々の頭の中に戦意がすりこまれていく様を感じ取ってほしい」と松下佐知子学芸員。時間は午前10時から午後4時、月・火曜日が休館日。7月7日まで。
(木村裕貴)

巻き込まれた国民「銃後」
 企画展示「銃後~戦争を支えた人々~」が愛知・名古屋 戦争に関する資料館(県庁大津橋分室1階)で開かれている。主催は、戦争に関する資料館運営協議会。
 戦争の体験を次世代に伝え、平和の大切さを学んでもらうのが狙いで、県民から寄贈された実物資料を展示している。
 戦争に直接参加しない一般国民を「銃後」と呼び、国内がどのように戦争に巻き込まれていくのか、「飛行機献納運動」「百貨店でのプロパガンダ」「軍需株への投資」3つのテーマに分け紹介している。
 飛行機献納運動は東三河でも行われ、1943年に豊橋市翼賛壮年団が軍へ献金した領収書が展示されている。金額は15円、現在の価値で約30万円を県内の組織から募ったという。
 また、名古屋市の百貨店松坂屋で当時開かれた展覧会「衣料切符制と国民生活」のチラシを展示。衣料切符制や服装、冠婚葬祭について大政翼賛会が生活指導していたことが分かる。
 その他、焼夷(しょうい)弾の模型、水筒、宝くじ券など貴重な実物資料が並ぶ。「一般の人々の頭の中に戦意がすりこまれていく様を感じ取ってほしい」と松下佐知子学芸員。時間は午前10時から午後4時、月・火曜日が休館日。7月7日まで。
(木村裕貴)

実物資料に目を凝らす来場者=戦争に関する資料館で
実物資料に目を凝らす来場者=戦争に関する資料館で

カテゴリー:社会・経済

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