カバ「大吉」のお別れ会
豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の顔として愛され、27日早朝、天国へと旅立ったカバの大吉(雄、44歳)とのお別れの会が30日、同園で開かれた。
大吉は1974(昭和49)年、仙台市八木山動物園で誕生。1歳半でのんほいパークへやって来て、89年には妻のトヨコとの間に娘のサツキをもうけた。生命保険会社のコマーシャルに出演したり、ポスターになったりするなど、園の看板動物としても活躍した。
会では、大吉が暮らしていたカバ舎横のプールに献花台が設置され、瀧川直史園長らが大吉との思い出などを語った。来園者は花を手向け、子どもたちは似顔絵をプレゼント。父親を亡くして以来、プールに出てこなかったサツキも、久しぶりに外へ姿を現し、来園者らと共に別れを惜しんだ。
担当飼育員の大橋秀一さん(49)は「掃除をしていると目が合うので、大吉が開けた口に水をかけると喜んだ顔をしてくれた。天国でも、今までと同じように穏やかに、のんびり暮らしてほしい」と悼んだ。
献花台は4月7日まで、カバ舎前に設置される。
(飯塚雪)
豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の顔として愛され、27日早朝、天国へと旅立ったカバの大吉(雄、44歳)とのお別れの会が30日、同園で開かれた。
大吉は1974(昭和49)年、仙台市八木山動物園で誕生。1歳半でのんほいパークへやって来て、89年には妻のトヨコとの間に娘のサツキをもうけた。生命保険会社のコマーシャルに出演したり、ポスターになったりするなど、園の看板動物としても活躍した。
会では、大吉が暮らしていたカバ舎横のプールに献花台が設置され、瀧川直史園長らが大吉との思い出などを語った。来園者は花を手向け、子どもたちは似顔絵をプレゼント。父親を亡くして以来、プールに出てこなかったサツキも、久しぶりに外へ姿を現し、来園者らと共に別れを惜しんだ。
担当飼育員の大橋秀一さん(49)は「掃除をしていると目が合うので、大吉が開けた口に水をかけると喜んだ顔をしてくれた。天国でも、今までと同じように穏やかに、のんびり暮らしてほしい」と悼んだ。
献花台は4月7日まで、カバ舎前に設置される。
(飯塚雪)