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田原・潮音寺で「杜国祭」

墓碑などに焼香する出席者=潮音寺で
墓碑などに焼香する出席者=潮音寺で

 江戸時代の俳人・杜国をしのぶ「第63回杜国祭」(俳人杜国顕彰会主催、東愛知新聞社など後援)が25日、墓碑などが残る田原市福江町の潮音寺で行われた。追善供養法要や俳句会などがあり、多くの人が参列した。
 杜国は、名古屋で米穀商を営む一方、俳人・松尾芭蕉のまな弟子だった。空米売買の罪で現在の田原市保美町に隠れ住み、4年半ほど過ごし、1690年、30歳代で亡くなった。
 潮音寺には、没後54年の1744年に建立された墓碑が残る。明治時代の1895年には、芭蕉と杜国、芭蕉の門弟・越人の3人が再会して詠んだ「師弟三吟の句」碑が杜国を慕う地元の有志の手で建てられた。
 法要は宮本利寛住職のもと、本堂で営まれ、俳句大会の表彰も行われた。法要後、出席者が墓碑に焼香した。顕彰会の川崎政夫会長は、三吟の句碑を紹介し「ほのぼのとした師弟愛を感じる三吟句。ぜひご覧ください」と呼び掛けた。
 俳句大会には県内を中心に372句が寄せられたほか、田原市内の小・中学生も投句、小学生は約1000句、中学生が約500句。特別賞の市長賞には、大竹宏一さん(豊橋市)の句「半島の土の明るさ大根蒔く」が選ばれた。
 他の特別賞は次の皆さん。
 花井志げ子(田原市)窪田愛子(豊田市)天野郁夫(田原市)青木フサヱ(同市)原田津多江(岡崎市)佐藤喜恵子(豊田市)竹川ふじ江(岡崎市)高橋毅(豊田市)伊藤悦子(岡崎市)
(中村晋也)

 江戸時代の俳人・杜国をしのぶ「第63回杜国祭」(俳人杜国顕彰会主催、東愛知新聞社など後援)が25日、墓碑などが残る田原市福江町の潮音寺で行われた。追善供養法要や俳句会などがあり、多くの人が参列した。
 杜国は、名古屋で米穀商を営む一方、俳人・松尾芭蕉のまな弟子だった。空米売買の罪で現在の田原市保美町に隠れ住み、4年半ほど過ごし、1690年、30歳代で亡くなった。
 潮音寺には、没後54年の1744年に建立された墓碑が残る。明治時代の1895年には、芭蕉と杜国、芭蕉の門弟・越人の3人が再会して詠んだ「師弟三吟の句」碑が杜国を慕う地元の有志の手で建てられた。
 法要は宮本利寛住職のもと、本堂で営まれ、俳句大会の表彰も行われた。法要後、出席者が墓碑に焼香した。顕彰会の川崎政夫会長は、三吟の句碑を紹介し「ほのぼのとした師弟愛を感じる三吟句。ぜひご覧ください」と呼び掛けた。
 俳句大会には県内を中心に372句が寄せられたほか、田原市内の小・中学生も投句、小学生は約1000句、中学生が約500句。特別賞の市長賞には、大竹宏一さん(豊橋市)の句「半島の土の明るさ大根蒔く」が選ばれた。
 他の特別賞は次の皆さん。
 花井志げ子(田原市)窪田愛子(豊田市)天野郁夫(田原市)青木フサヱ(同市)原田津多江(岡崎市)佐藤喜恵子(豊田市)竹川ふじ江(岡崎市)高橋毅(豊田市)伊藤悦子(岡崎市)
(中村晋也)

墓碑などに焼香する出席者=潮音寺で
墓碑などに焼香する出席者=潮音寺で

カテゴリー:社会・経済

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