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新ブランド「豊橋牛」

新たなブランド牛「豊橋牛」を育てる西村さん=豊橋市西赤沢町で
新たなブランド牛「豊橋牛」を育てる西村さん=豊橋市西赤沢町で
焼肉店「豊橋焼肉ときわ」に並ぶ豊橋牛のカルビやロース=同市松葉町で
焼肉店「豊橋焼肉ときわ」に並ぶ豊橋牛のカルビやロース=同市松葉町で

 豊橋の名を冠したホルスタイン(乳用種)「豊橋牛(とよはしうし)」が誕生した。「脂もあっさりとまろやか。赤身にもうま味がある」と育成する西村牧場・西村勝代表(56)=豊橋市西赤沢町。黒毛和牛や交雑牛など各地域でブランド化が進む中、手頃な価格のホルスタインに新しい価値を与え、こだわりの豊橋産牛肉を消費者へ届ける。
 西村牧場は風通しがいい高台に位置し、600頭のホルスタインを育成する。通常よりゆとりのある牛舎でストレスをかけないよう肥育。牛同士で体を傷つけないため、一頭ずつ角も切り落とす。エサにもこだわり、麦わらと配合飼料のほかに、樹皮炭と木酢液からなる炭素飼料も与え、肉質の向上に努める。収益確保のため、通常より長い21カ月かけ、体重が平均より50~100㌔ほど増えてから出荷している。
 乳牛のホルスタインは赤身がメインの肉で、乳臭い、堅いという印象が強いが、「豊橋牛は赤身とさし(霜降りの脂)のバランスがいい。たくさん食べても胃もたれせず、くどくない」と話すのは、豊橋市東小田原町の鳥市精肉店。地域に根差したブランド牛を探していた同店は肉質にほれ込み、1頭買い。1日午前9時から小売り販売を始める。
 今月には、同市松葉町のときわアーケード内で豊橋牛を看板メニューにした焼肉店「豊橋焼肉ときわ」もオープン。黒ニンニクと醤油ベースのたれで味付けした「黒ダレカルビ」(790円)やカルビ(690円)などのメニューが並ぶ。店を運営するCoCoエンターテイメントの荒川孝寛社長(37)は「地元の食材が食べられる店にしたかった。県外、全国に豊橋を発信していきたい」と意気込む。
 5月末にオープンする道の駅とよはし(豊橋市東七根町)の施設「トマッテ」でも、豊橋牛の商品が並ぶ予定で、新たな地域ブランドとして期待される。西村さんは「うれしいけれど、プレッシャーですね」と笑いながら、牛たちと向き合った。
(飯塚雪)

 豊橋の名を冠したホルスタイン(乳用種)「豊橋牛(とよはしうし)」が誕生した。「脂もあっさりとまろやか。赤身にもうま味がある」と育成する西村牧場・西村勝代表(56)=豊橋市西赤沢町。黒毛和牛や交雑牛など各地域でブランド化が進む中、手頃な価格のホルスタインに新しい価値を与え、こだわりの豊橋産牛肉を消費者へ届ける。
 西村牧場は風通しがいい高台に位置し、600頭のホルスタインを育成する。通常よりゆとりのある牛舎でストレスをかけないよう肥育。牛同士で体を傷つけないため、一頭ずつ角も切り落とす。エサにもこだわり、麦わらと配合飼料のほかに、樹皮炭と木酢液からなる炭素飼料も与え、肉質の向上に努める。収益確保のため、通常より長い21カ月かけ、体重が平均より50~100㌔ほど増えてから出荷している。
 乳牛のホルスタインは赤身がメインの肉で、乳臭い、堅いという印象が強いが、「豊橋牛は赤身とさし(霜降りの脂)のバランスがいい。たくさん食べても胃もたれせず、くどくない」と話すのは、豊橋市東小田原町の鳥市精肉店。地域に根差したブランド牛を探していた同店は肉質にほれ込み、1頭買い。1日午前9時から小売り販売を始める。
 今月には、同市松葉町のときわアーケード内で豊橋牛を看板メニューにした焼肉店「豊橋焼肉ときわ」もオープン。黒ニンニクと醤油ベースのたれで味付けした「黒ダレカルビ」(790円)やカルビ(690円)などのメニューが並ぶ。店を運営するCoCoエンターテイメントの荒川孝寛社長(37)は「地元の食材が食べられる店にしたかった。県外、全国に豊橋を発信していきたい」と意気込む。
 5月末にオープンする道の駅とよはし(豊橋市東七根町)の施設「トマッテ」でも、豊橋牛の商品が並ぶ予定で、新たな地域ブランドとして期待される。西村さんは「うれしいけれど、プレッシャーですね」と笑いながら、牛たちと向き合った。
(飯塚雪)

新たなブランド牛「豊橋牛」を育てる西村さん=豊橋市西赤沢町で
新たなブランド牛「豊橋牛」を育てる西村さん=豊橋市西赤沢町で
焼肉店「豊橋焼肉ときわ」に並ぶ豊橋牛のカルビやロース=同市松葉町で
焼肉店「豊橋焼肉ときわ」に並ぶ豊橋牛のカルビやロース=同市松葉町で

カテゴリー:社会・経済

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