田原市商工会が総代会

　田原市商工会の総代会が17日、田原中部市民館で開かれた。今年度事業計画などを承認したほか、河合利則会長が人口減少を踏まえ、将来の会員数減などによる商工会の体制縮小が見込まれるため「渥美商工会との合併も含め、今後のあるべき姿を考えていく」との考えを示した。
　今年度事業計画によると、経営発達支援計画に基づき、引き続き提案型の「経営計画策定・実行支援」を行い、小規模事業者が持続可能となるよう尽くすことや、若手後継者の経営力強化や円滑な事業承継を支援することなどを基本方針に掲げた。
　他に重点事業として、市民まつりと合わせ、地域の活性化と地元商業者の活力を引き出す「商工会まつり」の開催や、地域商品券事業、夜店事業などを行い、誘客を図り飲食需要の拡大につなげるため飲食店を掲載したリーフレットも作成する。
　田原産の野菜を活用した加工・製造品を募集し、「ベジフル田原」として認定した品の販路開拓支援も継続していく。
　河合会長は冒頭のあいさつで、今後の商工会の在り方を検討する考えを述べたほか、三河田原駅前に商業施設やホテル、子育て支援施設などが完成したことから「これからは、まちなかのにぎわいづくり。人が集まる中心市街地づくりを進めたい」と意欲を示した。
（中村晋也）