回転ずし職人日本一に挑戦 豊橋・武蔵丸勤務の金田さん

　東京都内で30日に開催される回転ずし職人の日本一を決める「第６回全日本回転寿司ＭＶＰ選手権」（日本回転寿司協会主催）に、とんかつの武蔵グループ（豊橋市）から回転寿司武蔵丸豊橋藤沢本店（同市藤沢町）の副主任・金田結希さん（22）＝同市＝が出場する。優勝を目指し、終業後に特訓を重ねている。
　選手権には全国からエントリーがあり、各地の職人が腕を競う。握りの早さなど技術や、重さによる正確さ、出来栄えに加えて、接客などのパフォーマンスも審査。決勝には６人しか進めない。
　社員になって５年目の金田さんは初出場。ベテランが多く出る中で「挑んでみたい」と意欲を示し、日本一を目指して挑戦する。
　高校２年生の時、アルバイトで武蔵丸に勤務。「この時、（豊橋藤沢本店の）店長に出会い、この人のもとで働きたい」と思うようになり、当時、描いていた学校の先生の目標をやめ、高校卒業後、武蔵グループに入社した。
　「店長のようになりたい」という目標を持つ金田さん。選手権に向けては「結果を出し『若いのにすごいね』と言われたい。手本になるような寿司職人になれるように」と意気込みを話す。閉店後の店で、出場経験者ら先輩から助言を受けながら改善を重ね、腕を磨いている。
（中村晋也）