豊川でイトコーグループ「創業70周年決起大会」

　東三河で注文住宅を手掛ける豊川市の工務店イトコー（諏訪西町、伊藤正幸代表取締役）は28日夜、平尾町の平尾カントリークラブで「株式会社イトコーグループ創業70周年決起大会」を開き、社員や取引先の企業などから約１３０人が出席した。
　同社は１９５０（昭和25）年に伊藤建築として創業。その後、伊藤工務店を経て、伊藤代表の提案で現社名となった。
　地元産の良質な木材を使った家づくりが持ち味で、太陽エネルギーや放射冷却などの自然の力を最大限に生かし、冬は暖かく夏は涼しい快適な室内環境を実現させるＯＭソーラーシステムを20年以上採用。伊藤代表の父で、創業者の伊藤正雄会長（93）は「太陽の熱を取り入れる環境的に最高の家づくりが人から人へ伝わり、建てる人が増えている。私も元気に会社に通っている。私を宣伝に使ってほしい」と笑いを誘った。
　同社はこのほか、安価で短工期が持ち味の横河システム建築を採用した建設や、空き家リノベーションや不動産事業、環境保全をテーマとした商品開発、イベント開催などを手掛けており、この日は中日精工と共同開発した消臭箱「Ｗооｐ」の紹介された。
　新入社員による余興も出席者を楽しませ、豪華賞品が贈られるクイズ大会も行われた。次期社長に就任予定の伊藤博昭専務（37）は「家は幸せの根源。いい暮らしがあるからこそ幸せがある。意味あるものを作り続けて１００年を目指して頑張りたい」と意気込んだ。
（由本裕貴）