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笑顔あふれる「みんなの食堂」

櫻井所長㊨と談笑しながらカレーライスを食べる子どもたち=豊地区市民館で
櫻井所長㊨と談笑しながらカレーライスを食べる子どもたち=豊地区市民館で

 豊川市東豊町の豊地区市民館で8日、NPO法人ワーカーズコープ愛知三河事業所いっぽ(櫻井早苗所長)による「みんなの食堂」が開催された。子どもからお年寄りまでが一緒に食事をしながら交流する場は、継続されて2年半。貴重なコミュニティの場として浸透している。
 櫻井所長らスタッフと、障害のある子どもたちが出迎え、大人は200円、子どもは無料でご案内。お皿いっぱいによそったカレーライスを振る舞い、空腹を満たした。親子連れだけでなく、近所で一人暮らしの高齢者らも来場し、テーブルを囲みながら談笑。食後のおやつを差し入れに来た人もいた。
 東豊町内を拠点とする同法人はもともと放課後等デイサービスを運営していたが、ある日開催した餅つき行事で、お年寄りが寂しそうに座っていた光景を目にした櫻井所長が「子どもだけでなく、地域の誰もが気軽に来られる居場所づくりを」と2016(平成28)年11月から始めた。
 食中毒が心配な8月を除いて毎月実施しており、この日で27回目を迎えた。櫻井所長ら主催者にとって見えてきたのは「一人ひとりの思いに寄り添う第3の居場所」だという。
 「家では話し相手のいないお年寄りの方も、子どもと話すのを楽しみに来る。育児や家庭内の問題で悩んでいるお母さんが相談の機会にしたり、障害のある子も社会に出ていく上での訓練にもなっています」。野菜などの食材は地元の農家に提供をお願いしている。
 毎月50食限定で、ほぼ毎回50人近くが来場し、会場は笑顔であふれ返る。次回は7月6日(土)午前11時半から午後1時まで、夏野菜カレーを囲む予定。問い合わせは同法人実行委(0533・84・5678)へ。
(由本裕貴)

 豊川市東豊町の豊地区市民館で8日、NPO法人ワーカーズコープ愛知三河事業所いっぽ(櫻井早苗所長)による「みんなの食堂」が開催された。子どもからお年寄りまでが一緒に食事をしながら交流する場は、継続されて2年半。貴重なコミュニティの場として浸透している。
 櫻井所長らスタッフと、障害のある子どもたちが出迎え、大人は200円、子どもは無料でご案内。お皿いっぱいによそったカレーライスを振る舞い、空腹を満たした。親子連れだけでなく、近所で一人暮らしの高齢者らも来場し、テーブルを囲みながら談笑。食後のおやつを差し入れに来た人もいた。
 東豊町内を拠点とする同法人はもともと放課後等デイサービスを運営していたが、ある日開催した餅つき行事で、お年寄りが寂しそうに座っていた光景を目にした櫻井所長が「子どもだけでなく、地域の誰もが気軽に来られる居場所づくりを」と2016(平成28)年11月から始めた。
 食中毒が心配な8月を除いて毎月実施しており、この日で27回目を迎えた。櫻井所長ら主催者にとって見えてきたのは「一人ひとりの思いに寄り添う第3の居場所」だという。
 「家では話し相手のいないお年寄りの方も、子どもと話すのを楽しみに来る。育児や家庭内の問題で悩んでいるお母さんが相談の機会にしたり、障害のある子も社会に出ていく上での訓練にもなっています」。野菜などの食材は地元の農家に提供をお願いしている。
 毎月50食限定で、ほぼ毎回50人近くが来場し、会場は笑顔であふれ返る。次回は7月6日(土)午前11時半から午後1時まで、夏野菜カレーを囲む予定。問い合わせは同法人実行委(0533・84・5678)へ。
(由本裕貴)

櫻井所長㊨と談笑しながらカレーライスを食べる子どもたち=豊地区市民館で
櫻井所長㊨と談笑しながらカレーライスを食べる子どもたち=豊地区市民館で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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