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豊橋で「中村正義」の収蔵品展

2枚の「ガスタンク」を紹介する加藤基吉所長=名豊ギャラリーで
2枚の「ガスタンク」を紹介する加藤基吉所長=名豊ギャラリーで

 豊橋市駅前大通2の中部ガス名豊ギャラリー(開発ビル9階)で、収蔵品展「中村正義の花と風景」が開催中。28日まで(土日休館)。
 郷土を代表する作家の1人で、日本画壇の風雲児とも呼ばれた中村正義の作品を集めたもので、同ギャラリーでは折に触れ、正義を紹介する展示会を開いている。
 今回は「花と風景」をテーマに、1947~69年の作品24点と正義の制作風景などを捉えた写真数点を展示。絵画は収蔵品21点に加え、地元の個人コレクターから3点の協力を受けた。その中でも今回の目玉となるのは、地元豊橋を描いた「ガスタンク」(1954年)だ。収蔵品以外に、同じ年に描かれた「ガスタンク」がもう1点あることが分かったため、所有者の協力を得て同時に紹介する機会を設けたという。2作は並べて展示されているため、そぎ落とした部分や加筆した部分、配色など、両方の違いを見比べると面白い。
 ほかにも幻想的な「太陽と月シリーズ」、地元の風景や身近な花など題材に、多彩な表現で丁寧に描いた作品を楽しむことができる。
(田中博子)

 豊橋市駅前大通2の中部ガス名豊ギャラリー(開発ビル9階)で、収蔵品展「中村正義の花と風景」が開催中。28日まで(土日休館)。
 郷土を代表する作家の1人で、日本画壇の風雲児とも呼ばれた中村正義の作品を集めたもので、同ギャラリーでは折に触れ、正義を紹介する展示会を開いている。
 今回は「花と風景」をテーマに、1947~69年の作品24点と正義の制作風景などを捉えた写真数点を展示。絵画は収蔵品21点に加え、地元の個人コレクターから3点の協力を受けた。その中でも今回の目玉となるのは、地元豊橋を描いた「ガスタンク」(1954年)だ。収蔵品以外に、同じ年に描かれた「ガスタンク」がもう1点あることが分かったため、所有者の協力を得て同時に紹介する機会を設けたという。2作は並べて展示されているため、そぎ落とした部分や加筆した部分、配色など、両方の違いを見比べると面白い。
 ほかにも幻想的な「太陽と月シリーズ」、地元の風景や身近な花など題材に、多彩な表現で丁寧に描いた作品を楽しむことができる。
(田中博子)

2枚の「ガスタンク」を紹介する加藤基吉所長=名豊ギャラリーで
2枚の「ガスタンク」を紹介する加藤基吉所長=名豊ギャラリーで

カテゴリー:社会・経済

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