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田原福江中吹奏楽部に手作りブレザー贈る

上着を着て演奏する生徒たち=福江中学校で
上着を着て演奏する生徒たち=福江中学校で
上着を作った伊藤さんらと生徒たち=同
上着を作った伊藤さんらと生徒たち=同

 制服がブレザータイプに一新された田原市立福江中学校で、約6カ月かけて作ったブレザーの上着25着を地域の人らが吹奏楽部2・3年生に贈った。愛情のこもった上着に袖を通した部員たちは笑顔を見せ、「演奏で恩返します」と誓った。
 市立伊良湖岬中学校との統合、地域が関わりながら教育を進める「コミュニティースクール」になるなど、4月から学校が新たになり、併せて制服もブレザータイプに変更。このため、1年生と2・3年生は制服が異なる。
 吹奏楽部は、発表会やコンクールで制服を着るが、新旧の制服が混在する状態で出場することになるため、学校側が解決策を考えていたところ、コミュニティースクールの地域コーディネーター、元教諭の伊藤みさ枝さん(64)が趣味の洋裁で協力することになった。
 昨年12月から構想を練り、地域からボランティアも募り「子どもたちのためなら」と保護者も協力。伊藤さんら9人が布探し、型紙作り、裁断、縫製と手分けして進め、部員の生徒らも裁断を手伝った。サイズなどで5タイプの上着を作り上げた。
 25日に学校で開かれた感謝の会では、伊藤さんが「みんなの笑顔を見たいと思って作った。みんなは私たちのエネルギー源。学校、家庭、地域の愛を感じながら演奏してくれれば」と期待を寄せた。
 生徒たちは上着を着て、7月のコンクールで奏でる曲「ゲルダの鏡」を感謝の気持ちを込めて演奏。「最高の演奏をします」「(着心地は)動きやすいです」と言い、地区大会に向け気持ちを新たにした。
(中村晋也)

 制服がブレザータイプに一新された田原市立福江中学校で、約6カ月かけて作ったブレザーの上着25着を地域の人らが吹奏楽部2・3年生に贈った。愛情のこもった上着に袖を通した部員たちは笑顔を見せ、「演奏で恩返します」と誓った。
 市立伊良湖岬中学校との統合、地域が関わりながら教育を進める「コミュニティースクール」になるなど、4月から学校が新たになり、併せて制服もブレザータイプに変更。このため、1年生と2・3年生は制服が異なる。
 吹奏楽部は、発表会やコンクールで制服を着るが、新旧の制服が混在する状態で出場することになるため、学校側が解決策を考えていたところ、コミュニティースクールの地域コーディネーター、元教諭の伊藤みさ枝さん(64)が趣味の洋裁で協力することになった。
 昨年12月から構想を練り、地域からボランティアも募り「子どもたちのためなら」と保護者も協力。伊藤さんら9人が布探し、型紙作り、裁断、縫製と手分けして進め、部員の生徒らも裁断を手伝った。サイズなどで5タイプの上着を作り上げた。
 25日に学校で開かれた感謝の会では、伊藤さんが「みんなの笑顔を見たいと思って作った。みんなは私たちのエネルギー源。学校、家庭、地域の愛を感じながら演奏してくれれば」と期待を寄せた。
 生徒たちは上着を着て、7月のコンクールで奏でる曲「ゲルダの鏡」を感謝の気持ちを込めて演奏。「最高の演奏をします」「(着心地は)動きやすいです」と言い、地区大会に向け気持ちを新たにした。
(中村晋也)

上着を着て演奏する生徒たち=福江中学校で
上着を着て演奏する生徒たち=福江中学校で
上着を作った伊藤さんらと生徒たち=同
上着を作った伊藤さんらと生徒たち=同

カテゴリー:社会・経済

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