全国路線価を公開

東三河の最高は豊橋市広小路１丁目

　１日に公開された２０１９（令和元）年分の路線価によると、全国約32万９０００地点の標準宅地の対前年平均変動比率は１・３％となり、４年連続で上昇した。愛知県も２・２％で引き続き上昇。東三河の最高路線価は、豊橋駅東口の豊橋市広小路１丁目（駅前通り）で、２・５％上昇し、１平方㍍当たり40万円（前年分）から41万円で、名古屋市を除く同県でトップだった。
　路線価は相続税や贈与税の算定基準となり、１月１日を評価時点とする。愛知、岐阜、三重、静岡の東海４県では、愛知県を除く３県が下落。４県の平均は、前年に続いて上昇となった。
　トップの最高路線価は、15年連続で名古屋市中村区名駅１丁目。10・４％上昇し、１平方当たり１０００万円（前年分）から１１０４万円となった。
　名古屋市を除いた愛知県の税務署ごとの最高路線価では、豊橋のほか、豊田、一宮、刈谷が上昇した。岡崎は横ばい。新城は下落が続いている。
　新城の最高路線価は新城市宮ノ後（能登瀬新城線通り）で、１・５％下落し、６万４０００円となった。
　19年分の路線価は、国税庁のホームページで公開している。
（中村晋也）