田原の成章高2人が全国大会へ

　田原市の県立成章高校の３年・河邉大空さん（17）が８月４日から沖縄県で始まる全国高校総体陸上競技大会のやり投げに出場する。19日には、田原市役所を訪れ、山下政良市長に大会への意気込みを語った。
　河邉さんは６月の東海大会で自己記録の59・25㍍を出し３位入賞、初めて全国への切符をつかんだ。
　小・中学校時代の野球部で培った強肩を生かし、高校でやり投げを始めた。インターハイでは「60・50㍍の予選突破記録を出し、８位以内に入れるように頑張ります」と宣言。山下市長は「自分の力を出せれば結果は自然についてくる。いい記録を出してください」と激励した。
　この日は、同校新聞文芸部の３年・橋本奈華さん（18）も同市役所に山下市長を表敬。高校生が芸術文化活動の発表を行う文化の祭典「第43回全国総合文化祭」（27日～８月１日、佐賀県）に、県の代表として派遣されることを報告した。
　県高校文化連盟文芸専門部が発行する作品集「映絵16号」の文芸部誌部門で最優秀賞に当たる第一席に、同校の「イナカプレス」が選ばれた。文化祭へ派遣する生徒の選考も兼ねており、橋本さんが代表として全国の文芸部生徒と交流する。「全国の学校からたくさん刺激を受けて、いろいろ学んできたい」と橋本さん。
　「イナカプレス」は年１回発行している。今回は、部員11人が「春夏秋冬」をテーマにそれぞれが短編小説を書き上げ、昨年８月、１冊にまとめた。
（飯塚雪）