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クラウドファンディングで国府町中町の山車修復

新たなヒノキの台座で修復された国府中町の山車=豊川市国府町で
新たなヒノキの台座で修復された国府中町の山車=豊川市国府町で
21日に行われた山車の完成式=同
21日に行われた山車の完成式=同

 豊川市国府町中町の「国府祭中町山車改修プロジェクト実行委員会」(委員長=大社神社・鈴木忍宮司)が、県の「あいち山車まつり日本一協議会」(会長=大村秀章県知事)の支援を受け、クラウドファンディングで集めた資金を活用して山車を修復した。150年目の歴史を迎える27、28日の大社神社祭礼・国府夏まつりで披露する。
 修復したのは老朽化していた山車の台座部分で、6日に解体した際、中町区長の渡邊修己さんは「考えていた以上に傷みがひどく、今までよくもってくれたなとありがたく思った」。ヒノキによる新たな台座で組み立てた際、旧式よりも厚く、長い資材に「これなら100年、200年と十分活躍してくれるだろうと心強く感じられた」と明かした。
 20日には試運転が行われ、運行を担当する「中老」と呼ばれる28~42歳の中堅世代がさっそく新装された山車を引いた。渡邊さんは「早く祭り本番が来ないかなという、はやる気持ちがみんなの顔によく出ていた」と振り返る。
 1月15日から2月末までのインターネット上のクラウドファンディングで48万7000円が集まり、総事業費125万円の一部に充てた。支援者は返礼品として、ミニ手筒の一輪挿しプレゼントや、28日の歌舞伎行列で中町山車や行列との記念写真サービスなどを受けられる。
 今年は国府夏まつりが始まり、ちょうど150年。28日の本祭では節目の年を記念した江戸、明治時代の余韻を感じさせる「和火大スターマイン」も打ち上げられる。渡邊さんは「節目の年に中町山車を修理したことは町民みんなの喜び。事故やけがのないように祭りを楽しみたい」と話している。
(由本裕貴)

 豊川市国府町中町の「国府祭中町山車改修プロジェクト実行委員会」(委員長=大社神社・鈴木忍宮司)が、県の「あいち山車まつり日本一協議会」(会長=大村秀章県知事)の支援を受け、クラウドファンディングで集めた資金を活用して山車を修復した。150年目の歴史を迎える27、28日の大社神社祭礼・国府夏まつりで披露する。
 修復したのは老朽化していた山車の台座部分で、6日に解体した際、中町区長の渡邊修己さんは「考えていた以上に傷みがひどく、今までよくもってくれたなとありがたく思った」。ヒノキによる新たな台座で組み立てた際、旧式よりも厚く、長い資材に「これなら100年、200年と十分活躍してくれるだろうと心強く感じられた」と明かした。
 20日には試運転が行われ、運行を担当する「中老」と呼ばれる28~42歳の中堅世代がさっそく新装された山車を引いた。渡邊さんは「早く祭り本番が来ないかなという、はやる気持ちがみんなの顔によく出ていた」と振り返る。
 1月15日から2月末までのインターネット上のクラウドファンディングで48万7000円が集まり、総事業費125万円の一部に充てた。支援者は返礼品として、ミニ手筒の一輪挿しプレゼントや、28日の歌舞伎行列で中町山車や行列との記念写真サービスなどを受けられる。
 今年は国府夏まつりが始まり、ちょうど150年。28日の本祭では節目の年を記念した江戸、明治時代の余韻を感じさせる「和火大スターマイン」も打ち上げられる。渡邊さんは「節目の年に中町山車を修理したことは町民みんなの喜び。事故やけがのないように祭りを楽しみたい」と話している。
(由本裕貴)

新たなヒノキの台座で修復された国府中町の山車=豊川市国府町で
新たなヒノキの台座で修復された国府中町の山車=豊川市国府町で
21日に行われた山車の完成式=同
21日に行われた山車の完成式=同

カテゴリー:社会・経済

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