駅前大通公共駐車場 豊橋市がリニューアル工事に着手

　豊橋市は、豊橋駅東口の同市駅前大通公共駐車場のリニューアル工事に着手した。一部、駐車枠を拡大して高齢者や子育てしている人らに止めやすくするなど、利用しやすい駐車場に改修する。また、同駐車場第１を「豊橋まちちか駐車場」、同第２を「豊橋えきちか駐車場」とする愛称をつけ、今月から使用している。
　駐車場は駅前大通りの地下にあり、まちちか駐車場（第１）が１９６９（昭和44）年、えきちか駐車場（第２）が78年に完成。改修は今年度、来年度の２カ年で計画しており、エレベーターや車止め設置工事などを実施して以来、およそ15年ぶりの大規模工事となる。
　場内の塗装を塗り直し、明るい雰囲気にするほか、一部、駐車枠を広げて高齢者や子育てしている人らのための「思いやりスペース」を設ける。空車スペースがひと目で分かるよう表示灯も設置。歩行者通路も改修する。
　さらに、計画では、管理室内の見える化、防犯カメラの更新を行い、安心して駐車できるようにする。
　７月下旬から、まちちか駐車場の一部、ほの国百貨店側の駐車エリアで工事を開始。今後、入出庫口も利用できなくなる。
　一方、第１と第２の名称が分かりにくいという利用者の声があり、愛称をつけた。利用者の呼び方、周辺環境から百貨店や街に近い方の第１を「まちちか駐車場」、駅に近い第２を「えきちか駐車場」にした。
　今月から使い始め、看板や駐車券などに表示している。
（中村晋也）