豊橋総合動植物公園のナイトZOO好調

　豊橋総合動植物公園で今月から始まった夜間開園「ナイトＺＯＯ（ズー）」が、好調なスタートを切った。今週末、９月も開催される。
　同公園が21日に発表した速報値によると、今月３・４日とお盆休み（10日～18日）の入園者数は15日が悪天候で中止となり、10日間で３万６７０３人。35％の大幅増となった前年度の同時期と比較しても、増加（０・５％）を確保できた。
　今年も、見物できる動物園エリアを拡大したほか、植物園温室では光と音の演出でジャングル体験が楽しめる催しを実施するなど、引き続き充実を図った。
　増加の主な要因として、ゾウや、キリンが新たに見られるようになり、展望塔に美しい映像が映し出されるプロジェクションマッピングは新演出を実施。中でも、植物園温室の「リアルナイトジャングル」は音と光の演出が好評で、ナイトズーでの温室立ち寄り率は通常が２割だが、４～５割に上がったという。
　今後、24・25・31日、９月は１・７・８・14～16・21～23・28・29日に開催され、開園時間は午後５時～同９時。前売券とキャッシュレス決済の人は開園30分前から入園できる。同公園は多くの来園を期待している。
（中村晋也）

マッコウクジラ頭骨標本の愛称決まる

　豊橋市自然史博物館は21日、特別企画展「深海の玉手箱」（９月１日まで開催）の目玉の一つ、マッコウクジラの頭骨標本＝写真＝の愛称が「まこりん」に決まったと発表した。考案者は同市の冨田倫太郎君（５）。豊橋らしく三河弁の「りん」が語尾につく名前に、同展来場者から最多の６３０票を集めた。
　今回が初公開となる標本は、昨年９月22日に三河港神野ふ頭へ漂着した全長９・４㍍の若い雌の頭部で、長さは２・３㍍、幅１・１㍍、高さ１・３㍍。
　７月28日～８月４日で愛称を募集したところ、６０９点が寄せられ、同館が４点を選考。同展来場者から計２３１１票の投票があり、「まこりん」のほか、２票差で２位に「マツコ」、３位「マコちゃん」、４位はクジラの古名「勇魚（いさな）」をアレンジした「イサーナ」となった。
　冨田君にはマッコウクジラのフィギュアと企画展などが見られる優待券、のんほいパークの年間パスポートが贈られる。
（飯塚雪）