モーニング街道で鈴木さん全店制覇

　喫茶店サービス「モーニング」を提供している店舗などでつくる東三河モーニング街道研究会が実施している第９回モーニング街道スタンプラリーで、豊橋市東岩田１の元会社員・鈴木智さん（58）が全店（36店舗）制覇の第１号となった。わずか21日間での達成は過去最速記録で、４日、研究会の中村誠孝会長から認定証などを受け取った。
　今回のラリーは、７月27日から東三河５市の加盟36店舗で始まった。モーニング利用で店ごとにスタンプ１個を押し、スタンプの数に応じてコーヒー券をプレゼントする。
　鈴木さんは、過去にも全店制覇を成し遂げていて「その時より少なく、回れるな」と思い、７月30日から豊橋市佐藤１の喫茶店「カフェ　プリムラ」を皮切りにスタート。一日に３店舗を巡るなどして、８月19日に全店制覇一番乗りを果たした。
　研究会からトップの連絡を受けると「一番になれればと急いで回ったので、ほっとした」と鈴木さん。「真剣にやれば、もっと早く回れた」と笑う。と言うのもエキストラが趣味で、この８月も数日間は豊橋や東京で撮影に参加していた。
　４日は、盆休みに帰省した娘夫婦、孫らと訪れた店「ｃａｆｅ＋Ｂ」（豊橋市藤並町）で、中村会長から認定証のほか、チケットや記念品の巨峰、シャインマスカットを贈られた。
　高校生時代から行っているというモーニングの愛好者、鈴木さんは「いまは日課です」という。全店舗を振り返り、田原市内では「レギュラーモーニングに厚いメロンが添えられ、田原らしさを実感した」と印象を話した。
　中村会長は「早く回っていただき、感謝の気持ちです」と話し、来年２月29日まで続くラリーに「一家団らん、夫婦円満にモーニングを」と呼び掛けている。ラリーでは、全店制覇賞をはじめ、30店、20店の達成賞、５市の加盟店２店ずつ巡る東三河賞を用意している。
（中村晋也）