「若者で満席に」愛大生がフェニックスへ提案
豊橋市を拠点とする男子プロバスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」の試合会場を若者で満席にするための企画発表会が19日、豊橋市町畑町の愛知大学豊橋校舎であった。同大の学生5チーム24人が参加し、スイーツビュッフェ付きのガールズデー創設や温泉と試合観戦を合わせた旅行プランなどを提案。若者らしい感性を盛り込んだ具体案を示した。
フェニックスは昨季のホーム観戦者が平均2417人と過去最高を記録、10月から始まる今季は2700人を目指している。ブースター(ファン)の多くは30、40代で、10代後半から20代前半の若者の集客が課題になっている。
学生たちは5月から、産官学連携キャリア育成プログラムの一環として「若者を集め豊橋市総合体育館を3500人で満席にする」という目標を掲げ、予算300万円で具体案を立案。この日、最終審査会を迎えた。
5チームが12分間で発表。チームの運営会社「フェニックス」の北郷謙二郎社長ら3人が、独自性、効果性、実現可能性などを審査した。
最優秀賞に選ばれたのは、「燃えて 恋せよ乙女」のキャッチコピーで、選手ではなく観客をメインにした広告を提案した「Nature Girls!」。他のスポーツチームを例に「バスケ感をなくし、観客に視点を置くことで消費者の共感を促す。試合以外で魅力的なユーザー体験も必要」と説明した。実際にオリジナルデザインのフェイスシールを作り、会場で配るなど、実現可能性でも高い評価を得た。
また、地域政策学部3年の5人からなる「暁」は、人気フルーツタルト専門店のスイーツが食べられるガールズデー「火の娘day」を設け、応援グッズとしてヘアバンドを用意、10代後半から20代前半の女性をターゲットに企画した。
他にも、オリジナルユニフォームの配布や、試合前には学生が交流するイベント「Neo Fes」の開催など。近隣の温泉と合わせた「プチ温戦旅行」は、試合観戦後に東三河の温泉地を巡ってもらい、刺激と癒やしを一度に体感できる旅行プランの案も出た。
北郷社長は「今季、会社としてやろうとしていたことと視点が違い、新鮮でした」と講評し、今季中に実現を目指すと明言した。
Nature Girls!のリーダーで文学部3年の石榑みなみさん(21)は「フェニックスの広告に自分たちの意見が少しでも取り入れられたらうれしい」と話した。
(飯塚雪)
豊橋市を拠点とする男子プロバスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」の試合会場を若者で満席にするための企画発表会が19日、豊橋市町畑町の愛知大学豊橋校舎であった。同大の学生5チーム24人が参加し、スイーツビュッフェ付きのガールズデー創設や温泉と試合観戦を合わせた旅行プランなどを提案。若者らしい感性を盛り込んだ具体案を示した。
フェニックスは昨季のホーム観戦者が平均2417人と過去最高を記録、10月から始まる今季は2700人を目指している。ブースター(ファン)の多くは30、40代で、10代後半から20代前半の若者の集客が課題になっている。
学生たちは5月から、産官学連携キャリア育成プログラムの一環として「若者を集め豊橋市総合体育館を3500人で満席にする」という目標を掲げ、予算300万円で具体案を立案。この日、最終審査会を迎えた。
5チームが12分間で発表。チームの運営会社「フェニックス」の北郷謙二郎社長ら3人が、独自性、効果性、実現可能性などを審査した。
最優秀賞に選ばれたのは、「燃えて 恋せよ乙女」のキャッチコピーで、選手ではなく観客をメインにした広告を提案した「Nature Girls!」。他のスポーツチームを例に「バスケ感をなくし、観客に視点を置くことで消費者の共感を促す。試合以外で魅力的なユーザー体験も必要」と説明した。実際にオリジナルデザインのフェイスシールを作り、会場で配るなど、実現可能性でも高い評価を得た。
また、地域政策学部3年の5人からなる「暁」は、人気フルーツタルト専門店のスイーツが食べられるガールズデー「火の娘day」を設け、応援グッズとしてヘアバンドを用意、10代後半から20代前半の女性をターゲットに企画した。
他にも、オリジナルユニフォームの配布や、試合前には学生が交流するイベント「Neo Fes」の開催など。近隣の温泉と合わせた「プチ温戦旅行」は、試合観戦後に東三河の温泉地を巡ってもらい、刺激と癒やしを一度に体感できる旅行プランの案も出た。
北郷社長は「今季、会社としてやろうとしていたことと視点が違い、新鮮でした」と講評し、今季中に実現を目指すと明言した。
Nature Girls!のリーダーで文学部3年の石榑みなみさん(21)は「フェニックスの広告に自分たちの意見が少しでも取り入れられたらうれしい」と話した。
(飯塚雪)