新城の「はるかのひまわり」が釜石へ
新城市立千郷中学校生徒有志が種まきした「はるかのひまわり」の子孫が今年も花を付けた。東日本大震災の被災地で現在開催中のラグビーワールドカップ会場となっている岩手県釜石市で飾ろうと、22日には生徒たちがヒマワリのプランター積み込み作業や現地で飾る横断幕への寄せ書きを行った。いずれも24日までに現地のスタジアム近くに飾られる。
ヒマワリは阪神淡路大震災で被災した兵庫県神戸市の少女の自宅跡地に咲いた「はるかのひまわり」がルーツ。岩手県にも渡り、東日本大震災で津波被害に遭った釜石市でも育てられ、復興を象徴するものとなっている。
同中学校では2012年に被災地から種を受けて育てている。今年は地元で生花店を営む紙谷充昭さん(34)が「ヒマワリの一部を咲かせて返そう」と考案。ラグビーW杯会場となる釜石鵜住居復興スタジアム近くに飾ることにした。
生徒たちが8月7日に種まきしたヒマワリは76鉢。市内10カ所で育てられ、茎は1㍍近くに伸びて花を付けた。
この日、千郷中学校では有志の生徒19人が訪れ、トラック2台にプランターを積み込んだほか、横断幕(縦2・1㍍、横4・7㍍)に活動への寄せ書きをした。
釜石市のスタジアムは、大震災の津波で倒壊した釜石東中学校の跡地に建てられた。生徒たちは現地の中学生たちを励ます「釜石東ファイト。ひまわりに負けない笑顔を見せてね」と動画メッセージも録画した。
出発式では穂積亮次市長と牧野暢二校長らが訪れ、「生徒たちの活動で世界から見にくる人たちに思いが届いてくれれば」とあいさつした。
紙谷さんは「みなさんの思いを会場に届けて展示します。多くの人たちに伝わってもらえれば」と話した。
釜石市のスタジアムでは25日にフィジー対ウルグアイ、10月13日にナミビア対カナダが行われる。
(安藤聡)
新城市立千郷中学校生徒有志が種まきした「はるかのひまわり」の子孫が今年も花を付けた。東日本大震災の被災地で現在開催中のラグビーワールドカップ会場となっている岩手県釜石市で飾ろうと、22日には生徒たちがヒマワリのプランター積み込み作業や現地で飾る横断幕への寄せ書きを行った。いずれも24日までに現地のスタジアム近くに飾られる。
ヒマワリは阪神淡路大震災で被災した兵庫県神戸市の少女の自宅跡地に咲いた「はるかのひまわり」がルーツ。岩手県にも渡り、東日本大震災で津波被害に遭った釜石市でも育てられ、復興を象徴するものとなっている。
同中学校では2012年に被災地から種を受けて育てている。今年は地元で生花店を営む紙谷充昭さん(34)が「ヒマワリの一部を咲かせて返そう」と考案。ラグビーW杯会場となる釜石鵜住居復興スタジアム近くに飾ることにした。
生徒たちが8月7日に種まきしたヒマワリは76鉢。市内10カ所で育てられ、茎は1㍍近くに伸びて花を付けた。
この日、千郷中学校では有志の生徒19人が訪れ、トラック2台にプランターを積み込んだほか、横断幕(縦2・1㍍、横4・7㍍)に活動への寄せ書きをした。
釜石市のスタジアムは、大震災の津波で倒壊した釜石東中学校の跡地に建てられた。生徒たちは現地の中学生たちを励ます「釜石東ファイト。ひまわりに負けない笑顔を見せてね」と動画メッセージも録画した。
出発式では穂積亮次市長と牧野暢二校長らが訪れ、「生徒たちの活動で世界から見にくる人たちに思いが届いてくれれば」とあいさつした。
紙谷さんは「みなさんの思いを会場に届けて展示します。多くの人たちに伝わってもらえれば」と話した。
釜石市のスタジアムでは25日にフィジー対ウルグアイ、10月13日にナミビア対カナダが行われる。
(安藤聡)