豊橋でバレー全日本選手権東海ブロック男子の部

　日本バレーボール協会の「令和元年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会東海ブロックラウンド男子の部」が19日、豊橋市総合体育館で開催された。
　静岡、愛知、岐阜、三重各県の中学生選抜、高校、大学、実業団チームが、Ａ・Ｂグループに分かれてトーナメントを戦い、それぞれのグループで優勝した愛知学院大学とトヨタ自動車サンホークスは、来年３月に開かれる全国大会に出場する。
　豊橋市立高豊中学校３年の笹本穏さんの所属する愛知県の中学生選抜チームは、第１戦で静岡県の聖隷クリストファー高等学校と対戦。２―１で勝ち進んだが、第２戦で愛知学院大学に０―２で敗れた。笹本さんは、中学生の全国選抜選手に選ばれているため岩手県での強化練習に参加し、同大会には不参加だった。
　20日も行われ、女子の部が開催される。県内中学生選抜チームの選手12人のうち、伊藤佳那さんと岸上愛唯さんは、ともに豊橋市立東陽中学校に通う３年生。伊藤さんは選抜チームで主将を務める。各県から選抜された中学生のチームは、12月に大阪でジュニアオリンピックカップで対戦する。それまで公式戦はないため、今回は公式戦の経験のため中学選抜チームもトーナメントに加わった。
　愛知県バレーボール協会の近藤安彦副理事長（64）は「愛知県の中学選抜チームから、全日本で活躍している石川祐希選手が育ったように、この中から将来有望な選手が出てほしい」と期待を込めて話した。（小島幸子）