豊川の商店街3団体が合併へ向け調印式

　豊川駅前や豊川稲荷などで20日、豊川市商店街連盟ほいとも祭実行委員会主催の「ほいとも祭」が開かれ、開幕セレモニーで主催する商店街３団体の合併協議会設立による調印式が行われた。
　調印式に臨んだのは豊川商店街振興組合の丸山恭司理事長、豊川門前通商店街振興組合の田中まこと理事長、本町商店街振興組合の田中粋人理事長で、いずれも近隣に位置する各商店街は近い将来の合併に向けて協議を進めていく。
　合併することで、この日開いた大型イベントなどを協力して効率よく開催できるようになるほか、初詣シーズンに限らない年間を通じた豊川稲荷周辺への観光客の誘致策にも知恵を重ね合わせていく。
　現在、豊川駅前のアーケード管理を豊川商店街振興組合だけが負担しているなどの課題もあるが、豊川商店街連盟の会長も務める丸山理事長は「いろいろな案件を整理して、課題を解決していきたい。合併して一つになった時の目標や将来的なビジョンも必要になってくると思う」と見据えた。
　本町商店街振興組合の田中理事長も「昔は商店街同士の確執みたいなものもあったが、最近はなくなっている」と、力を合わせて地域の発展につなげることに手ごたえを感じる。まずは各商店街の関係者らが出席する月１回の活性化委員会に合わせて協議の時間を設ける。
（由本裕貴）