技科大とシンフォニアテクノロジー共同研究講座
豊橋技術科学大学(大西隆学長)と産業用機器メーカー・シンフォニアテクノロジー(本社・東京都、武藤昌三会長)は25日、「シンフォニアテクノロジー次世代スマートファクトリー共同研究講座」を開設したことを発表した。
農業分野で技術開発と新商品・事業を創出するのが狙い。費用は総額1億円で、期間は今月から2025年3月まで。これまでも両者は、県が実施する「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」などで連携を図ってきた。
大西学長は「共同研究講座は、単なる共同研究よりも長いスパンで複数のテーマにわたって研究を行うのが特徴。両者の研究者が頻繁にディスカッションをして研究を進め、良い成果を上げたい」と意気込みを語った。
シンフォニアテクノロジーの武藤会長は「弊社単独では研究に限界がある。大学と連携することで加速度的に新商品を創出できる」と期待を示した。
また、同社の爪光男・コントローラ開発営業室長は「これまで技科大との共同研究では、AIによる画像検査で大葉を選別し、自動でサイズごとに分別、結束を行う大葉収穫作業支援ロボットなどを開発した」と成果を示しながら、「今一番必要なのはコストダウン」と課題も指摘した。
研究を統括する三浦純・技科大情報知能工学系教授は「園芸作物の光合成を水蒸気量から自動計測するシステムの開発も共同研究講座でさらに進めていきたい。AI、IoT、ビッグデータ、ロボット技術を活用し、フリーハンズの栽培管理を可能にするのが目標」と意気込んだ。
同大学は今年4月、建設機器メーカー・コベルコ建機(本社・東京都、楢木一秀社長)とクレーンの開発研究を行う共同研究講座も開設している。
(木村裕貴)
豊橋技術科学大学(大西隆学長)と産業用機器メーカー・シンフォニアテクノロジー(本社・東京都、武藤昌三会長)は25日、「シンフォニアテクノロジー次世代スマートファクトリー共同研究講座」を開設したことを発表した。
農業分野で技術開発と新商品・事業を創出するのが狙い。費用は総額1億円で、期間は今月から2025年3月まで。これまでも両者は、県が実施する「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」などで連携を図ってきた。
大西学長は「共同研究講座は、単なる共同研究よりも長いスパンで複数のテーマにわたって研究を行うのが特徴。両者の研究者が頻繁にディスカッションをして研究を進め、良い成果を上げたい」と意気込みを語った。
シンフォニアテクノロジーの武藤会長は「弊社単独では研究に限界がある。大学と連携することで加速度的に新商品を創出できる」と期待を示した。
また、同社の爪光男・コントローラ開発営業室長は「これまで技科大との共同研究では、AIによる画像検査で大葉を選別し、自動でサイズごとに分別、結束を行う大葉収穫作業支援ロボットなどを開発した」と成果を示しながら、「今一番必要なのはコストダウン」と課題も指摘した。
研究を統括する三浦純・技科大情報知能工学系教授は「園芸作物の光合成を水蒸気量から自動計測するシステムの開発も共同研究講座でさらに進めていきたい。AI、IoT、ビッグデータ、ロボット技術を活用し、フリーハンズの栽培管理を可能にするのが目標」と意気込んだ。
同大学は今年4月、建設機器メーカー・コベルコ建機(本社・東京都、楢木一秀社長)とクレーンの開発研究を行う共同研究講座も開設している。
(木村裕貴)