豊橋の愛市憲章実践者を表彰

　豊橋市民愛市憲章推進協議会（河合秀矩会長）は「市民の日」の11日、市役所で市民の手本となる愛市憲章実践者の個人２人と４団体を表彰した。
　実践者は、憲章の「心をあわせ美しい町をつくりましょう」＝元校区社会教育委員有志(大桑素子代表)▽「よく働き豊かな町をつくりましょう」＝堀米治（78歳、松山校区）▽「愛情をもちあたたかい町をつくりましょう」＝ふれあい羽根井ひろば推進委員会（天野紀久代委員長）▽「きまりを守り明るい町をつくりましょう」＝嵩山ふれあい子ども見守り隊（神田昭造代表）、星野清(85歳、牛川校区)▽「教養をたかめ文化の町をつくりましょう」＝三河生物同好会（浅岡孝知会長）－。
　元校区社会教育委員有志は、１９８５(昭和60)年に完成した大清水校区「ふるさとの塔」の周りを彩る花壇を34年間整備し、地域の環境美化に取り組む。２００２年からふれあい活動を続けるふれあい羽根井ひろば推進委員会は、地域の大人が講師となり、子どもたちがよりよい休日を過ごせよう講座を開催。嵩山ふれあい子ども見守り隊は12年間にわたり、嵩山小学校の児童の登下校時に通学路に立ち、交通安全の確保に努める。動植物や地質などを調査する三河生物同好会は、専門誌に発表したり、展示会を開いたりしてきた。
　個人では、鉄板の前に50年間立ち続ける鉄板お好み焼き店「伊勢路」の名物店主・堀さんが長年、養護施設の子どもたちにお好み焼きを振る舞う活動を続けている。星野さんは、寝たきりの妻の世話を35年間続けながら、地域の青少年の自立と健全育成として牛川校区のソフトボール監督や少年補導員、老人クラブの会長や認知症サポート講座の講師などを務めた。
　式典では、河合会長が「一人ひとりの努力がやがて大きな糧となり、心豊かで明るい未来が築かれていく」と話し、引き続き五つからなる愛市憲章の一層の浸透を呼び掛けた。
　この日は、各機関から推薦された市民５人が市長などの１日長に任命され、行政などを身近に感じた。
　１日長の市民は次の皆さん。
　市長＝木戸脇光（15歳、羽田中学校３年）▽市議会議長＝熊田綾(46歳、豊橋市養鶏農業協同組合)▽商工会議所会頭＝中島美穂（26歳、ホテルアークリッシュ豊橋）▽警察署長＝安藤仁美(25歳、中部)▽駅長＝山下晶帆(26歳、豊橋医療センター)
（飯塚雪）