JICA隊員の堀内さん、知識での貢献に意欲

　国際協力機構（ＪＩＣＡ）の青年海外協力隊として来年１月から２０２２（令和４）年１月まで、ガーナに赴任する豊川市在住の堀内郁哉さん（38）＝千歳通３＝が25日、市役所で竹本幸夫市長を表敬訪問した。
　堀内さんは豊橋工業高校を卒業後、米国シアトルに６年間留学して電子工学を学んだ。帰国後に母校・豊橋工業高校で教壇に立ち、西尾高校では英語も教えた経験もある。
　ガーナではノーザン州タマレ市のタマレ技術大学に配属され、10代後半の学生たちに基礎数学や電気・電子回路などの知識や技術を教える。実習の拡充や教材作成への尽力も期待されている。
　貧困や若年者労働などの問題を抱える国で直接的な支援がしたい志願した堀内さんは「ずっと海外で仕事がしたいという気持ちがあった。発展途上の国なので、どんな状況かは分からないが、力になれるように頑張りたい」と意気込んだ。
　任務終了後には再び教壇に立つ目標を抱く堀内さんに、竹本市長は「いい経験を積んで人生のプラスにしてほしい」と激励した。
（由本裕貴）