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「ヤマサちくわ」が蒸留酒勉強会

「麹製法で作れば、日本ならではのフルーツブランデーができる」と語る中原開発本部長=豊橋市広小路の「ねりや・花でん」で
「麹製法で作れば、日本ならではのフルーツブランデーができる」と語る中原開発本部長=豊橋市広小路の「ねりや・花でん」で

 ヤマサちくわ(佐藤元英社長)は27日、豊橋市広小路1の同社直営店「ねりや・花でん」で蒸留酒についての勉強会を開いた。講師に老舗焼酎メーカー・佐多宗二商店(鹿児島県南九州市)の中原章仁・開発本部長を招き、講演「芋焼酎の蒸留酒としての可能性を引き出す蒸留方法」を聞いた。飲食業界関係者ら16人が参加した。
 中原氏は同社について「今年で創業111年目。『仕込みは畑から』という理念の下、農家とともにサツマイモづくりから取り組んできた」と紹介した。蒸留酒の製法については「もろみ(かすをこしていない酒)に直接蒸気を当てて温める直接加熱蒸留器を使うと、飲みやすくやさしい口当たりのものができ、間接加熱蒸留器だと雑味のある味になる。釜の性能や蒸留時間を変えることで焼酎の味を表現することができる」と解説した。
 また「メチルアルコールは悪酔いのもと」「丁寧にメチルを取り除いた蒸留酒は二日酔いになりづらい」などの豆知識も披露した。
 自社ブランド『AKAYANE』について「日本にはおいしい果物がたくさんあるのにこれらを使った蒸留酒は少ない。日本の特殊技術である麹(こうじ)製法で作れば、日本ならではのフルーツブランデーができると思った」と語った。
 参加者らは、醸造元の蒸留酒への思いをつまみに約10種類の酒を飲み比べ、味や香りの微妙な違いを楽しんでいる様子だった。
(木村裕貴)

 ヤマサちくわ(佐藤元英社長)は27日、豊橋市広小路1の同社直営店「ねりや・花でん」で蒸留酒についての勉強会を開いた。講師に老舗焼酎メーカー・佐多宗二商店(鹿児島県南九州市)の中原章仁・開発本部長を招き、講演「芋焼酎の蒸留酒としての可能性を引き出す蒸留方法」を聞いた。飲食業界関係者ら16人が参加した。
 中原氏は同社について「今年で創業111年目。『仕込みは畑から』という理念の下、農家とともにサツマイモづくりから取り組んできた」と紹介した。蒸留酒の製法については「もろみ(かすをこしていない酒)に直接蒸気を当てて温める直接加熱蒸留器を使うと、飲みやすくやさしい口当たりのものができ、間接加熱蒸留器だと雑味のある味になる。釜の性能や蒸留時間を変えることで焼酎の味を表現することができる」と解説した。
 また「メチルアルコールは悪酔いのもと」「丁寧にメチルを取り除いた蒸留酒は二日酔いになりづらい」などの豆知識も披露した。
 自社ブランド『AKAYANE』について「日本にはおいしい果物がたくさんあるのにこれらを使った蒸留酒は少ない。日本の特殊技術である麹(こうじ)製法で作れば、日本ならではのフルーツブランデーができると思った」と語った。
 参加者らは、醸造元の蒸留酒への思いをつまみに約10種類の酒を飲み比べ、味や香りの微妙な違いを楽しんでいる様子だった。
(木村裕貴)

「麹製法で作れば、日本ならではのフルーツブランデーができる」と語る中原開発本部長=豊橋市広小路の「ねりや・花でん」で
「麹製法で作れば、日本ならではのフルーツブランデーができる」と語る中原開発本部長=豊橋市広小路の「ねりや・花でん」で

カテゴリー:社会・経済

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