日本善行会秋季の表彰 豊橋からは3人と1団体

　日本善行会（東京・千代田区）から今年度秋季善行表彰を受けた豊橋市内の受賞者が６日、同市役所を訪れ、佐原光一市長に喜びを報告した。
　同会は、明るく住みよい社会づくりのために長年活動し、多大な貢献をしている個人、団体を表彰している。この秋は個人４１２人と65団体がたたえられた。
　同会愛知県豊橋支部では、青少年指導、自然・文化財愛護の３人と、長く交通安全の啓発活動を続けるユタカコーポレーションが表彰された。また、同会から表彰された後も善行を重ねている70歳以上の５人が長寿善行者に選ばれた。
　市役所には、３人と同社の大塩啓太郎代表取締役が山本明彦支部長らと訪問。活動について紹介し、佐原市長は今後のさらなる活動に期待を寄せた。
　善行表彰を受けた３人と１団体、長寿善行者５人は次の皆さん。
　【善行表彰】伊奈史年（72）＝南栄町。青少年指導。校区自治会長や少年補導委員、健全育成会役員などを務め、防犯、防災など子どもたちの安全確保に力を注ぐ▽中畑寛治（76）＝草間町。青少年指導。地元の公園の清掃活動、花壇への植栽などをしながら、安全のため子どもたちへの声掛けをしている▽原田ちよ子（76）＝草間町。自然と文化財愛護。１９９１（平成３）年から能面を作り続ける。魚町能楽保存会の会員で、能面の維持管理、説明も手伝うなど、保存と伝承に貢献している▽ユタカコーポレーション＝中野町。事故防止。１９８５（昭和60）年から子どもの交通事故を防ぐため園児と母親の交通安全教室を実施。豊橋刑務所でも受刑者への交通安全講話を続ける。２０１０年からは小・中学生、高校生の自転車安全講習も行っている
　【長寿善行者（秋篠宮殿下御接見）】杉本尋司（青少年指導）佐藤タカ子（同）住吉政浩（同）浅倉溢夫（環境美化）山田義巳（青少年指導）
（中村晋也）