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豊橋刑務支所で女性受刑者本格受け入れ控え刑務官内定者2人が「先輩」に学ぶ

先輩刑務官からアドバイスを受ける女性刑務官内定者=豊橋刑務支所で
先輩刑務官からアドバイスを受ける女性刑務官内定者=豊橋刑務支所で

 豊橋刑務支所(稲原正希支所長)は5月の本格的な女性受刑者受け入れを前に17日、配属予定の女性刑務官内定者2人と現役女性刑務官とが語り合う「女子会」を支所内で開いた。
 同支所はこれまで男性受刑者を受け入れてきたが、全国的に女性受刑者が増加傾向にあることから女性刑務所に生まれ変わった。定員371人。
 女性刑務官約40人が勤務する予定。一方で、女性刑務官の離職率は高く、職員の定着が課題となっていることから、刑務官の仕事をより理解してもらおうと企画した。
 参加したのは、高校3年の長田芽生さん(18)と専門学生の脇嶋千夕美さん(20)。2人はケーキと紅茶を味わいながら「受刑者とのコミュニケーション方法」や「身だしなみ」などについて次々に質問。
 先輩刑務官や法務省名古屋矯正管区の女性職員が「親くらいの年齢の受刑者もいる。適切な言葉使いを先輩の指導を見て学んだ」「髪の毛はつかまれないようにまとめて結んでいる」などとアドバイスし、「人一人の人生を良い方向へ変えていけることにやりがいがある」と語った。
 他にも工事中の支所内を見学したり、シャワーや個室の仮眠室など女性刑務官に配慮した設備についての説明もあった。
 脇嶋さんは「肉体的にも精神的にも厳しい職場だが、みんないい人で頑張ろうと思えました」、長田さんは「今回教えてもらったことを身に着け、努力していきたい」と意欲を見せた。
(飯塚雪)

 豊橋刑務支所(稲原正希支所長)は5月の本格的な女性受刑者受け入れを前に17日、配属予定の女性刑務官内定者2人と現役女性刑務官とが語り合う「女子会」を支所内で開いた。
 同支所はこれまで男性受刑者を受け入れてきたが、全国的に女性受刑者が増加傾向にあることから女性刑務所に生まれ変わった。定員371人。
 女性刑務官約40人が勤務する予定。一方で、女性刑務官の離職率は高く、職員の定着が課題となっていることから、刑務官の仕事をより理解してもらおうと企画した。
 参加したのは、高校3年の長田芽生さん(18)と専門学生の脇嶋千夕美さん(20)。2人はケーキと紅茶を味わいながら「受刑者とのコミュニケーション方法」や「身だしなみ」などについて次々に質問。
 先輩刑務官や法務省名古屋矯正管区の女性職員が「親くらいの年齢の受刑者もいる。適切な言葉使いを先輩の指導を見て学んだ」「髪の毛はつかまれないようにまとめて結んでいる」などとアドバイスし、「人一人の人生を良い方向へ変えていけることにやりがいがある」と語った。
 他にも工事中の支所内を見学したり、シャワーや個室の仮眠室など女性刑務官に配慮した設備についての説明もあった。
 脇嶋さんは「肉体的にも精神的にも厳しい職場だが、みんないい人で頑張ろうと思えました」、長田さんは「今回教えてもらったことを身に着け、努力していきたい」と意欲を見せた。
(飯塚雪)

先輩刑務官からアドバイスを受ける女性刑務官内定者=豊橋刑務支所で
先輩刑務官からアドバイスを受ける女性刑務官内定者=豊橋刑務支所で

カテゴリー:社会・経済

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