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阪神・淡路大震災から25年 豊橋でも追悼集会

25年を迎えた阪神・淡路大震災の被災地へ祈りを捧げた集会=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで
25年を迎えた阪神・淡路大震災の被災地へ祈りを捧げた集会=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで

 6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から25年となった17日、被災地との交流を続ける豊橋市の私立桜丘高校は、豊橋駅東口ペデストリアンデッキで追悼集会を開いた。発生時刻から半日が経った午後5時46分、冷たい雨が降る中で大勢の生徒が黙とうし、まちなかは鎮魂の祈りに包まれた。
 震災翌年から続く追悼集会には、今年も生徒や保護者、市民ら約150人が参加。中央には、学校関係者が神戸市中央区で行われた追悼行事で譲り受けた竹灯ろうと、風化させないとの思いを胸に焼き付けるために現地と同じく「きざむ」と並べられたLEDのキャンドルが灯された。
 震災を機に発足した同校のボランティアサークル「孫便りの会」は今も、被災地の高齢者と手紙のやり取りや被災地訪問などで心と心の交流を続ける。集会では、2年生の夏に神戸を訪れた3年の渡會留那さんが「25年経った今、私たちにできることは話を聴いて、新聞や写真を見てたくさんのことを目の当たりにすること。自分自身の防災意識も高めていきたい」と、記憶の継承と減災への取り組みに強い決意を示した。
 被災者と電話をつなぎ、娘と孫を震災で亡くした神戸市の藤本千代子さん(83)が、集まった生徒らに「25年間、皆さんの声に元気づけられてきた。もう一度会いたいです」とメッセージを伝えた。そして、遠く離れた被災地を癒すように和太鼓部の演奏が雨空に響いた。
(飯塚雪)

 6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から25年となった17日、被災地との交流を続ける豊橋市の私立桜丘高校は、豊橋駅東口ペデストリアンデッキで追悼集会を開いた。発生時刻から半日が経った午後5時46分、冷たい雨が降る中で大勢の生徒が黙とうし、まちなかは鎮魂の祈りに包まれた。
 震災翌年から続く追悼集会には、今年も生徒や保護者、市民ら約150人が参加。中央には、学校関係者が神戸市中央区で行われた追悼行事で譲り受けた竹灯ろうと、風化させないとの思いを胸に焼き付けるために現地と同じく「きざむ」と並べられたLEDのキャンドルが灯された。
 震災を機に発足した同校のボランティアサークル「孫便りの会」は今も、被災地の高齢者と手紙のやり取りや被災地訪問などで心と心の交流を続ける。集会では、2年生の夏に神戸を訪れた3年の渡會留那さんが「25年経った今、私たちにできることは話を聴いて、新聞や写真を見てたくさんのことを目の当たりにすること。自分自身の防災意識も高めていきたい」と、記憶の継承と減災への取り組みに強い決意を示した。
 被災者と電話をつなぎ、娘と孫を震災で亡くした神戸市の藤本千代子さん(83)が、集まった生徒らに「25年間、皆さんの声に元気づけられてきた。もう一度会いたいです」とメッセージを伝えた。そして、遠く離れた被災地を癒すように和太鼓部の演奏が雨空に響いた。
(飯塚雪)

25年を迎えた阪神・淡路大震災の被災地へ祈りを捧げた集会=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで
25年を迎えた阪神・淡路大震災の被災地へ祈りを捧げた集会=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで

カテゴリー:社会・経済

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