東三河広域連合 東京・吉祥寺に期間限定ショップ

　東京都内に「東三河ブランドショップ」の出店を検討している東三河広域連合は新年度、都内でもブランド力の高い街・吉祥寺（武蔵野市）に２週間程度の期間限定でショップを開設する方針を示した。発表した新年度予算案に盛り込んだ。
　広域連合は、伝統文化や魅力的な食、特産品、ものづくり技術、暮らしやすさなど東三河のセールスポイントとなる地域資源の重点化を図り、訴求力の高いプロモーションを実施することで知名度の向上、東三河ブランドの創出につなげる東三河ブランド推進に取り組む。
　実施した実現可能性調査、都内での実証実験、広域連合を構成する市町村との協議などを踏まえ、東三河のプロモーション拠点となるショップの開設を目指している。
　吉祥寺ではショップ開設、実地調査などを行い、新年度予算案に４１９万２０００円を計上。吉祥寺・中道通りに面する短期貸し店舗にショップを開設し、集客効果がある野菜などの商品を販売する。聞き取り・アンケート調査を行うほか、実店舗の販売品目などの参考にする商品嗜好や価格帯なども調べる。
　吉祥寺は、都内でも利用客の多いＪＲ中央線沿線地域の中で、特に地域ブランド力が高いことから、広域連合は東三河のプロモーション拠点に最適と考え、設置候補地にする。
　広域連合は２０１５（平成27）年度から東三河ブランドショップ推進事業に取り組み、東京・浅草の商業施設、東京・丸の内で実証実験を実施。出店候補地として銀座、日本橋エリアを考えたこともあったが、事業費の高さ、経済効果に課題があり、妥当な事業費で発信力と経済効果の期待できる場所での開設を目指している。