豊橋の普門寺 「エール」にちなんだ限定御朱印

　豊橋市雲谷町の普門寺は３月１日から、放送を控える昭和を代表する作曲家古関裕而さんと豊橋出身の妻金子さんをモデルにしたＮＨＫ朝の連続テレビ小説（朝ドラ）「エール」にちなんだ限定御朱印の授与を始める。放映をきっかけに全国から豊橋へ足を運んでもらおうと企画。来年９月25日までだが、限定１万枚がなくなり次第終了。
　高野山で縁起物として飾られる宝来（ほうらい）を模して「普門寺」と切り抜いた御朱印に「連続テレビ小説エール」とゴシック体でタイトルをプリントした一枚。「もみじ寺」として知られる同寺らしく、紙は紅葉のような朱色で、40年ほど前から腕を磨いてきた林隆清住職（64）がデザインナイフで切り出していく。
　同寺では、地域の観光振興を目的に文字や仏像を切り抜いた御朱印を授与しており、東京や大阪などから参拝者が訪れるほどの人気となっている。
　「全国から注目が集まる中、豊橋に足を運んでもらうため寺としてどう貢献できるかを考えた。豊橋の認知度を上げ、イメージアップにつながれば」と林義将副住職（31）。
　御朱印は３００円で、受付は午前９時～午後４時。問い合わせは普門寺（０５３２・41・４５００）へ。
（飯塚雪）