新型コロナの感染確認で蒲郡市対応

　蒲郡市民の新型コロナウイルス感染確認が市から発表された翌６日、立ち寄り先の公共施設で消毒済みであることを伝える紙が貼られた。一方で、住民たちは不安顔で「感染が収束してほしい」との声があがった。また、県内では新たな感染者が確認されたほか、東三河でもイベント中止が相次いでいる。
　同市では５日に市内に住む家族４人がウイルスに感染していることを発表した。これを受けて市は６日に市民体育センターと三谷公民館に、それぞれ感染した１人が立ち寄ったことと、それを受けて消毒をしたことを伝える張り紙をした。
　市民体育センターについては７日から24日まで利用中止としているが、期間中の確定申告は行うことも伝えている。
　また、家庭内で４人が感染し、うち陽性と判明した男性が飲食に出かけていたことが明らかになったことから市民からは不安の声もあがった。市中心部に住む男性（70）は「どこで感染しているのかがわからない。関係機関は対象となる人たちの行動パターンを明らかにしてほしい」と話した。

来月の大相撲が延期

　日本相撲協会は６日、２０２０（令和２）年の春巡業を中止または延期することを決めた。東三河では４月５日に蒲郡市民体育センターで大相撲蒲郡場所が開かれる予定だった。
　実行委員会ではホームページで延期することを報告。開催日時および、チケットの取り扱いは後日発表するという。
　大相撲蒲郡場所は同市出身で第51代横綱玉の海関横綱昇進50周年追善興行として式典も計画されていた。