豊橋の中消防署前芝出張所移転、新築
豊川(とよがわ)・豊川放水路以北の豊橋市北西部の消防、防災の活動拠点として市が移転、新築した同市中消防署前芝出張所が完成し、4月から運用される。職員や消防団員の実践的な消防訓練を充実できるほか、被災した際には応援部隊の集結場所にも想定し、地域の防災拠点の役割も担う。総務省消防庁から無償使用で中型水陸両用車も配備、機能が強化される。
前芝出張所は、現在地から北方、同じ日色野町内の道路反対側に移る。新しい出張所は、3階建てで事務室や仮眠室、訓練室、車庫などを備えた。職員は現行と変わらず、所長1人を除き、24人が3交替制で勤務する。
女性専用の仮眠室、浴槽などを設け、女性職員が安心して勤務できる環境も整えた。
三河湾、豊川などに近いため、地域の防災拠点として、津波避難ビルにも指定し、大規模地震発生の際には避難を必要とする住民らが利用できる。設けられた研修室は、地元の自主防災組織なども利用でき、救命講習会、防災講話などを実施、地域防災力の向上を推進する。
新しい前芝出張所について、同市は、3月定例市議会の伊藤哲朗氏(自民)の一般質問で「本市が被災した際には、緊急消防援助隊など応援部隊の集結場所や、活動の拠点として活用することも想定している」と答えている。
車両は現行と同じで、消防車2台、高規格救急車1台、査察車1台を備える。中型水陸両用車は、全国で徳島、千葉県に1台ずつ備えられているだけで、搬送車とともに配備。土砂・風水害機動支援部隊の登録車両として、新年度から被災地に投入される。
前芝出張所の完成に伴い28日には、完成披露式典が現地で開かれ、式後、内覧会が行われる。
(中村晋也)
豊川(とよがわ)・豊川放水路以北の豊橋市北西部の消防、防災の活動拠点として市が移転、新築した同市中消防署前芝出張所が完成し、4月から運用される。職員や消防団員の実践的な消防訓練を充実できるほか、被災した際には応援部隊の集結場所にも想定し、地域の防災拠点の役割も担う。総務省消防庁から無償使用で中型水陸両用車も配備、機能が強化される。
前芝出張所は、現在地から北方、同じ日色野町内の道路反対側に移る。新しい出張所は、3階建てで事務室や仮眠室、訓練室、車庫などを備えた。職員は現行と変わらず、所長1人を除き、24人が3交替制で勤務する。
女性専用の仮眠室、浴槽などを設け、女性職員が安心して勤務できる環境も整えた。
三河湾、豊川などに近いため、地域の防災拠点として、津波避難ビルにも指定し、大規模地震発生の際には避難を必要とする住民らが利用できる。設けられた研修室は、地元の自主防災組織なども利用でき、救命講習会、防災講話などを実施、地域防災力の向上を推進する。
新しい前芝出張所について、同市は、3月定例市議会の伊藤哲朗氏(自民)の一般質問で「本市が被災した際には、緊急消防援助隊など応援部隊の集結場所や、活動の拠点として活用することも想定している」と答えている。
車両は現行と同じで、消防車2台、高規格救急車1台、査察車1台を備える。中型水陸両用車は、全国で徳島、千葉県に1台ずつ備えられているだけで、搬送車とともに配備。土砂・風水害機動支援部隊の登録車両として、新年度から被災地に投入される。
前芝出張所の完成に伴い28日には、完成披露式典が現地で開かれ、式後、内覧会が行われる。
(中村晋也)