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スロータウン映画祭まとめ

「熱唱上映」で盛り上がった「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞した観客とポーズを決める実行委員会メンバーら=プラットで
「熱唱上映」で盛り上がった「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞した観客とポーズを決める実行委員会メンバーら=プラットで
一般上映の整理券配布に並ぶ人たち=同
一般上映の整理券配布に並ぶ人たち=同

 「とよはしまちなかスロータウン映画祭」が、1月13日~2月24日の会期で、穂の国とよはし芸術劇場プラットを主会場に開かれた。実行委員会がまとめた報告によると、18回目の今回は、一般上映に加え、有料イベントも含めた期間中の入場者数が6727人で、過去最高の前回(6693人)を上回った。
 一般は、邦・洋画の16作品が1月25日~2月23日の土・日曜(8日間)に上映された。2回上映の作品もあり、24回上映で4905人を動員した。前回、3分の1以上にあたる9回が満員となった反省から、チケットの販売枚数を絞るなどしたため、入場者数は前年を下回ったほか、満員も5回に改善された。
 2回上映の作品では、一昨年8月に亡くなった樹木希林さんが出演した邦画「日日是好日」が一番人気。昨年のアカデミー賞作品賞受賞の「グリーンブック」、新作洋画「マイ・ブックショップ」がこれに続いた。
 1回上映では、昨年のアカデミー賞主演女優賞受賞の「女王陛下のお気に入り」、スペイン・アルゼンチン合作の「家へ帰ろう」、オードリー・ヘップバーン主演の「パリの恋人」、ドキュメンタリーの新作洋画「RBG 最強の85歳」が満員となった。
 イベントは、六つ開催された。俳優やイラストレーター、エッセイストなどマルチに活躍のリリー・フランキーさんをゲストに迎えたオープニングイベント(1月19日)は、予定を大幅に超える約2時間半のリリーさんのトークショーが繰り広げられた。
 前回、初めて実施し、好評だった鈴などの鳴り物を使ったり、歌ったりできる「絶叫上映」は2作品。その一つ、「熱唱上映」として英国のロックバンド「クイーン」のボーカル、故フレディ・マーキュリーを描いた「ボヘミアン・ラプソディ」が上映された。211人が鑑賞、ライブ感たっぷりの空間となり、手を打ち、足を踏み鳴らして盛り上がった。
 また、豊橋出身の映画監督、石川慶さんの最新作「蜜蜂と遠雷」の上映と、出演している同郷の俳優、平田満さんのトークがあり、会場は230人の満席だった。
 映画祭は、豊橋市中心部(まちなか)から映画館が消えたことから、中心市街地活性化事業として、若手経済人でつくる豊橋青年会議所が2002年に開始。その後も、映画を愛する市民有志が、入場料と地元企業の協賛金をもとに続けている。
 今回は、主会場をプラットに移して4回目。実行委は「プラットの素晴らしい施設と、スタッフの皆さんの献身的なサポートでスムーズな運営ができた。お客さんにもプラットでのスロータウン映画祭が定着したと思う」と振り返っている。
(中村晋也)

 「とよはしまちなかスロータウン映画祭」が、1月13日~2月24日の会期で、穂の国とよはし芸術劇場プラットを主会場に開かれた。実行委員会がまとめた報告によると、18回目の今回は、一般上映に加え、有料イベントも含めた期間中の入場者数が6727人で、過去最高の前回(6693人)を上回った。
 一般は、邦・洋画の16作品が1月25日~2月23日の土・日曜(8日間)に上映された。2回上映の作品もあり、24回上映で4905人を動員した。前回、3分の1以上にあたる9回が満員となった反省から、チケットの販売枚数を絞るなどしたため、入場者数は前年を下回ったほか、満員も5回に改善された。
 2回上映の作品では、一昨年8月に亡くなった樹木希林さんが出演した邦画「日日是好日」が一番人気。昨年のアカデミー賞作品賞受賞の「グリーンブック」、新作洋画「マイ・ブックショップ」がこれに続いた。
 1回上映では、昨年のアカデミー賞主演女優賞受賞の「女王陛下のお気に入り」、スペイン・アルゼンチン合作の「家へ帰ろう」、オードリー・ヘップバーン主演の「パリの恋人」、ドキュメンタリーの新作洋画「RBG 最強の85歳」が満員となった。
 イベントは、六つ開催された。俳優やイラストレーター、エッセイストなどマルチに活躍のリリー・フランキーさんをゲストに迎えたオープニングイベント(1月19日)は、予定を大幅に超える約2時間半のリリーさんのトークショーが繰り広げられた。
 前回、初めて実施し、好評だった鈴などの鳴り物を使ったり、歌ったりできる「絶叫上映」は2作品。その一つ、「熱唱上映」として英国のロックバンド「クイーン」のボーカル、故フレディ・マーキュリーを描いた「ボヘミアン・ラプソディ」が上映された。211人が鑑賞、ライブ感たっぷりの空間となり、手を打ち、足を踏み鳴らして盛り上がった。
 また、豊橋出身の映画監督、石川慶さんの最新作「蜜蜂と遠雷」の上映と、出演している同郷の俳優、平田満さんのトークがあり、会場は230人の満席だった。
 映画祭は、豊橋市中心部(まちなか)から映画館が消えたことから、中心市街地活性化事業として、若手経済人でつくる豊橋青年会議所が2002年に開始。その後も、映画を愛する市民有志が、入場料と地元企業の協賛金をもとに続けている。
 今回は、主会場をプラットに移して4回目。実行委は「プラットの素晴らしい施設と、スタッフの皆さんの献身的なサポートでスムーズな運営ができた。お客さんにもプラットでのスロータウン映画祭が定着したと思う」と振り返っている。
(中村晋也)

「熱唱上映」で盛り上がった「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞した観客とポーズを決める実行委員会メンバーら=プラットで
「熱唱上映」で盛り上がった「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞した観客とポーズを決める実行委員会メンバーら=プラットで
一般上映の整理券配布に並ぶ人たち=同
一般上映の整理券配布に並ぶ人たち=同

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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