「田原めっくんはうす」が花などネット販売

　新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける田原市内の農家や事業者を支援しようと、田原市の「道の駅田原めっくんはうす」は、インターネット通販で花や野菜、名産品を特別価格で売り出している。
　花き生産額日本一の田原市だが、緊急事態宣言の対象が全都道府県に拡大した中、主な出荷先の東京や大阪、名古屋では、休業している花屋が多い。冠婚葬祭などは規模を縮小、延期となっており、花の需要が激減している。市場価格も下落し、農家自身が出荷を制限している状態が続く。
　特別価格で提供するのは、カーネーション（20本、１５８０円）とダリア（５本、同）、ガーベラ（30本、１４８０円）、地元の銘菓「あさりせんべい」、野菜のセットなど。花は、地元のＪＡ愛知みなみや生産者から直接仕入れた。
　期間は５月10日までで、今後も商品を追加する予定。長神利行駅長（43）は「今は不要不急の外出を控えて、コロナが終息したときには、渥美半島のみんなで協力して経済を復活させたい。道の駅として、できることは小さいですが、困っている人がいれば、ぜひご相談ください」と話している。
（飯塚雪）