東三河広域経済連合会オンラインで総会

　３商工会議所と11商工会で構成する東三河広域経済連合会（会長・神野吾郎豊橋商工会議所会頭）は24日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初めてのオンライン会議で総会を開いた。
　冒頭、神野会長は「新型コロナウイルス対策に関し、地域経済の維持が最大のテーマ。政府や自治体の緊急経済対策と歩調を合わせた事業所支援と同時に、今後の感染症の推移を見ながら、終息後に向けた準備に取り組む必要がある。オンライン会議を積極的に活用し、情報共有、意見交換を綿密にしたい」と述べた。
　意見交換では、大きな影響を受けている観光や宿泊、飲食業の現状をはじめ、テークアウトサイトの運営、各種相談対応の状況、新卒採用活動の停滞などが報告された。
　今後、同連合会として、コロナ災禍への対応をテーマにしたオンライン・セミナーの合同開催▽合同企業説明会やウェブ説明会の臨機応変な実施と利用促進▽終息後に向けた広域観光振興策の検討▽新たな人や企業の流れ「都市から地方へ」への対応－などに努めることを確認した。
　一方、各商工会議所、商工会は、それぞれの地域で個別事業所の不安払しょく、課題解決につながる相談支援を精力的に行っていく。
　総会では、昨年度の事業報告、今年度事業計画などを承認。役員改選も行い、神野会長のほか、副会長、監事とも留任となった。
　副会長、監事は次の皆さん。
　副会長＝小野喜明（豊川商工会議所会頭）権田知宏（新城市商工会長）▽監事＝小池高弘（蒲郡商工会議所会頭）河合利則（田原市商工会長）
（中村晋也）