新型コロナ便乗の偽メールに注意

　県消費生活相談・消費者教育グループは27日、新型コロナウイルス感染拡大に便乗した偽メール情報を発表した。大手ドラッグストア「マツモトキヨシ」を名乗り、品薄のマスク販売を装っている手口だ。メール本文にはＵＲＬが貼られており、フィッシングサイトへの誘導などが考えられる。無視するように呼び掛けている。
　メールの特徴は差し出し人が「【号外】マツモトキヨシ【速報】」、件名が「マスク入荷［お１人様４つまで］」とあるのが特徴。会員限定を強調し、「品薄となっております『ウイルス対策用マスク』を各店舗に納入したことをお知らせします」とある。そして「詳細」として、ＵＲＬらしきリンクが貼られている。
　消費者教育グループは「実在するマツモトキヨシグループがメールでマスク入荷を通知することはない」とした上で「不特定多数に送られたフィッシングメールと思われる。誤ってリンクにアクセスすると金銭をだまし取られたり、個人情報を不正に取得されたりする可能性がある」として、不審なメールは削除するよう注意喚起している。
（山田一晶）