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黙々と市民の命を守る 。豊橋市消防本部の救急隊員たち

PPEを着用した豊橋中消防署の救急隊員
PPEを着用した豊橋中消防署の救急隊員

 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、市民のために日夜、活動を続けるのが救急隊員だ。病気やけがの発生は、コロナに関係なく起きている。隊員たちは、感染症から身を守るため、完全防護の姿で街に出ていく。豊橋市消防本部の豊橋中消防署で取材した。
 隊員たちは、青い上下の防護服を着て救急活動に従事する。服は「PPE(Personal Protective Equipment=個人防護具)感染防止衣」と呼ばれている。白衣にヘルメット、というイメージと違った。
 消防本部の牛田雅三課長補佐によると、PPEは2009年の新型インフルエンザ流行の際から備蓄しているという。現在は、各種の感染予防に関するガイドライン、市保健所の助言を受け、上下着用している。さらに、ゴーグルを着ける。救急車内だけでなく、傷病人宅の狭い室内でのエーロゾル(飛まつ)を防ぐためだ。
 「道で転んでけがをした人を含め、出動の際はどんな事案でもこの姿です。コロナ患者専用の対応ではありません。不安がらないで」と呼びかける。救急活動を目撃した人の中には、印象と違う服装をしているので気になる人もいるようだ。
 豊橋市の場合、東京などと違い、救急搬送に要する時間などに変化はない。2019年は1万5491件の出動があったが、これまでのところ、大きな変化はない。「都内で病院選定に何時間もかかった、というニュースに危機感を募らせている」と牛田課長補佐。
 救急隊員は、コロナ禍の中で、黙々と市民の命を守る活動を続けている。隊員の一人は「市民の皆さんも、マスクなどの自己防衛をしてくれているのでありがたいです」と話した。
(林大二朗)

 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、市民のために日夜、活動を続けるのが救急隊員だ。病気やけがの発生は、コロナに関係なく起きている。隊員たちは、感染症から身を守るため、完全防護の姿で街に出ていく。豊橋市消防本部の豊橋中消防署で取材した。
 隊員たちは、青い上下の防護服を着て救急活動に従事する。服は「PPE(Personal Protective Equipment=個人防護具)感染防止衣」と呼ばれている。白衣にヘルメット、というイメージと違った。
 消防本部の牛田雅三課長補佐によると、PPEは2009年の新型インフルエンザ流行の際から備蓄しているという。現在は、各種の感染予防に関するガイドライン、市保健所の助言を受け、上下着用している。さらに、ゴーグルを着ける。救急車内だけでなく、傷病人宅の狭い室内でのエーロゾル(飛まつ)を防ぐためだ。
 「道で転んでけがをした人を含め、出動の際はどんな事案でもこの姿です。コロナ患者専用の対応ではありません。不安がらないで」と呼びかける。救急活動を目撃した人の中には、印象と違う服装をしているので気になる人もいるようだ。
 豊橋市の場合、東京などと違い、救急搬送に要する時間などに変化はない。2019年は1万5491件の出動があったが、これまでのところ、大きな変化はない。「都内で病院選定に何時間もかかった、というニュースに危機感を募らせている」と牛田課長補佐。
 救急隊員は、コロナ禍の中で、黙々と市民の命を守る活動を続けている。隊員の一人は「市民の皆さんも、マスクなどの自己防衛をしてくれているのでありがたいです」と話した。
(林大二朗)

PPEを着用した豊橋中消防署の救急隊員
PPEを着用した豊橋中消防署の救急隊員

カテゴリー:社会・経済

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