文字の大きさ

コロナ禍の情報発信「誰でも分かりやすく」

質問する小原氏=豊橋市議会議場で
質問する小原氏=豊橋市議会議場で
手話通訳を通じて傍聴する浅倉さん㊨と佐藤さん
手話通訳を通じて傍聴する浅倉さん㊨と佐藤さん

 豊橋市議会6月定例会は9日再開した。一般質問で、小原昌子、本多洋之、斎藤啓、二村真一、豊田一雄、尾崎雅輝の6氏が登壇した。新型コロナウイルスに関連した情報発信のあり方についての質疑があった。市は、聴覚障害者や視覚障害者、外国人ら配慮が必要な市民のために動画で手話通訳や字幕をつけることに加え、掲載内容を分かりやすい表現に統一するなどして見直していく方針を示した。本紙のキャンペーン「あなたの声が、見えない」に賛同した聴覚障害者と手話通訳者らが傍聴した。
 情報発信のあり方について小原氏が質問した。木和田治伸企画部長は市ホームページで新型コロナ向けに特設コーナーを設けた結果、4、5月の両月は820万件超のアクセスがあり、前年同時期比の3・47倍と急増したことを報告した。
 配慮が必要な市民向けには、市長記者会見の模様や緊急事態宣言で市長自ら市民に訴えるメッセージを配信する際に、字幕と手話通訳を付け、さらに手話通訳のワイプ(小窓のような枠)を大きくした。また、視覚障害者向けには、音声読み上げと点字広報の発行、コミュニティーFMでの情報発信を展開した。外国籍市民へは「やさしい日本語」とポルトガル語、英語でまとめたホームページの新設したことを説明した。
 木和田部長は「この機会に改善した動画への字幕や手話通訳の追加対応に加え、多文化共生のフェイスブックでこまめな情報発信を今後も継続していく。各課の情報発信に対する意識の向上とスキルアップを図っていく」と述べた。
 傍聴席には聴覚障害者で手話ネットワーク委員長の浅倉基雄さん(77)と佐藤亜子さん(52)、手話通訳者の山元ユク子さん、安永美智子さんが訪れた。
 浅倉、佐藤さんは小原氏の質問と、市職員らの答弁を見守った。山元さんと安永さんが10分ずつ交代で通訳した。
 浅倉さんは「インターネット動画に手話画面を付けてくれて、とてもうれしかった」と話した。佐藤さんは「私たち聴覚だけでなく視覚障害者や外国人向けにも平等に情報が行き渡ることが大事だと思う。誰もがわかりやすい表現で伝えてください」と語った。

 豊橋市議会6月定例会は9日再開した。一般質問で、小原昌子、本多洋之、斎藤啓、二村真一、豊田一雄、尾崎雅輝の6氏が登壇した。新型コロナウイルスに関連した情報発信のあり方についての質疑があった。市は、聴覚障害者や視覚障害者、外国人ら配慮が必要な市民のために動画で手話通訳や字幕をつけることに加え、掲載内容を分かりやすい表現に統一するなどして見直していく方針を示した。本紙のキャンペーン「あなたの声が、見えない」に賛同した聴覚障害者と手話通訳者らが傍聴した。
 情報発信のあり方について小原氏が質問した。木和田治伸企画部長は市ホームページで新型コロナ向けに特設コーナーを設けた結果、4、5月の両月は820万件超のアクセスがあり、前年同時期比の3・47倍と急増したことを報告した。
 配慮が必要な市民向けには、市長記者会見の模様や緊急事態宣言で市長自ら市民に訴えるメッセージを配信する際に、字幕と手話通訳を付け、さらに手話通訳のワイプ(小窓のような枠)を大きくした。また、視覚障害者向けには、音声読み上げと点字広報の発行、コミュニティーFMでの情報発信を展開した。外国籍市民へは「やさしい日本語」とポルトガル語、英語でまとめたホームページの新設したことを説明した。
 木和田部長は「この機会に改善した動画への字幕や手話通訳の追加対応に加え、多文化共生のフェイスブックでこまめな情報発信を今後も継続していく。各課の情報発信に対する意識の向上とスキルアップを図っていく」と述べた。
 傍聴席には聴覚障害者で手話ネットワーク委員長の浅倉基雄さん(77)と佐藤亜子さん(52)、手話通訳者の山元ユク子さん、安永美智子さんが訪れた。
 浅倉、佐藤さんは小原氏の質問と、市職員らの答弁を見守った。山元さんと安永さんが10分ずつ交代で通訳した。
 浅倉さんは「インターネット動画に手話画面を付けてくれて、とてもうれしかった」と話した。佐藤さんは「私たち聴覚だけでなく視覚障害者や外国人向けにも平等に情報が行き渡ることが大事だと思う。誰もがわかりやすい表現で伝えてください」と語った。

質問する小原氏=豊橋市議会議場で
質問する小原氏=豊橋市議会議場で
手話通訳を通じて傍聴する浅倉さん㊨と佐藤さん
手話通訳を通じて傍聴する浅倉さん㊨と佐藤さん

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

 PR

PR