文字の大きさ

藤井七段と木村王位が対局 豊橋で将棋「王位戦」

対局会場となるチャペル音楽堂
対局会場となるチャペル音楽堂
ホテルアークリッシュ豊橋
ホテルアークリッシュ豊橋

将棋の藤井聡太七段と(17)と木村一基王位(47)が対決する第61期「王位戦」(新聞三社連合主催)の七番勝負は7月1、2の両日、初戦が豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で開かれる。対局場は、普段は結婚式で使われる部屋を改装する。アークリッシュでの将棋の対局は初めて。
23日にあった王位戦挑戦者決定戦で、藤井七段は、永瀬拓矢二冠に127手で勝ち、挑戦権を獲得した。藤井七段は初の王位挑戦で、第91期棋聖戦に続くタイトル挑戦となる。棋聖戦は8日に開幕、藤井七段は渡辺明棋聖(36)との第1局に勝利し、28日の第2局に備えている。
 藤井七段は瀬戸市出身で杉本昌隆八段の門下。現在は名古屋大付属高校に通っている。2016年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロ入り。デビュー戦は加藤一二三さん(後に引退)との対局だった。両棋士の年齢差は62歳6カ月あり、記録に残る公式戦では最多年齢差対局だった。当時14歳5カ月だった藤井七段は、加藤さんを110手で破り、加藤さんがそれまで保持していた公式戦勝利の史上最年少記録を更新した。
 そこから公式戦29連勝の新記録を樹立した。対局数が多いにもかかわらず、毎年度とも勝率が8割を超える活躍をしており、次はタイトル獲得が目標とされてきた。
 一方の木村王位は昨年、史上最年長の46歳3カ月で初タイトルを獲得し「中年の星」とも呼ばれるなど社会的に話題となった。
 アークリッシュの対局会場は、普段は結婚式で使われている「チャペル音楽堂」に決まっている。結婚式で新郎新婦が立つ場所に、畳10枚を敷き、両棋士らが座る。久曽神真支配人は「最大限のもてなしをしていきたい」と話す。
 食事もホテルで提供する。地元食材にこだわった洋食、中華、和食など30種類を用意する。メニューは藤井、木村の両棋士が選ぶ。
 梅岡浩昭総支配人は「藤井さんが来てくれるとなるとうれしい。2人の戦いやすい環境づくりに努め、2人とも応援していきたい」と語った。
 音楽堂は通路に面しているため、周辺を立ち入り禁止とするという。
 日本将棋連盟と主催者は現在、調整を続けているが、新型コロナウイルス対策で、前夜祭や現地での大盤解説会などは開かない方針。
【山田一晶、安藤聡】

将棋の藤井聡太七段と(17)と木村一基王位(47)が対決する第61期「王位戦」(新聞三社連合主催)の七番勝負は7月1、2の両日、初戦が豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で開かれる。対局場は、普段は結婚式で使われる部屋を改装する。アークリッシュでの将棋の対局は初めて。
23日にあった王位戦挑戦者決定戦で、藤井七段は、永瀬拓矢二冠に127手で勝ち、挑戦権を獲得した。藤井七段は初の王位挑戦で、第91期棋聖戦に続くタイトル挑戦となる。棋聖戦は8日に開幕、藤井七段は渡辺明棋聖(36)との第1局に勝利し、28日の第2局に備えている。
 藤井七段は瀬戸市出身で杉本昌隆八段の門下。現在は名古屋大付属高校に通っている。2016年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロ入り。デビュー戦は加藤一二三さん(後に引退)との対局だった。両棋士の年齢差は62歳6カ月あり、記録に残る公式戦では最多年齢差対局だった。当時14歳5カ月だった藤井七段は、加藤さんを110手で破り、加藤さんがそれまで保持していた公式戦勝利の史上最年少記録を更新した。
 そこから公式戦29連勝の新記録を樹立した。対局数が多いにもかかわらず、毎年度とも勝率が8割を超える活躍をしており、次はタイトル獲得が目標とされてきた。
 一方の木村王位は昨年、史上最年長の46歳3カ月で初タイトルを獲得し「中年の星」とも呼ばれるなど社会的に話題となった。
 アークリッシュの対局会場は、普段は結婚式で使われている「チャペル音楽堂」に決まっている。結婚式で新郎新婦が立つ場所に、畳10枚を敷き、両棋士らが座る。久曽神真支配人は「最大限のもてなしをしていきたい」と話す。
 食事もホテルで提供する。地元食材にこだわった洋食、中華、和食など30種類を用意する。メニューは藤井、木村の両棋士が選ぶ。
 梅岡浩昭総支配人は「藤井さんが来てくれるとなるとうれしい。2人の戦いやすい環境づくりに努め、2人とも応援していきたい」と語った。
 音楽堂は通路に面しているため、周辺を立ち入り禁止とするという。
 日本将棋連盟と主催者は現在、調整を続けているが、新型コロナウイルス対策で、前夜祭や現地での大盤解説会などは開かない方針。
【山田一晶、安藤聡】

対局会場となるチャペル音楽堂
対局会場となるチャペル音楽堂
ホテルアークリッシュ豊橋
ホテルアークリッシュ豊橋

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR