障害者作品即売「福祉の店」にぎわう

　県や県セルプセンター、県知的障害者福祉協会など主催の「第37回障害者作品即売会“イオン豊橋南店　福祉の店”」が７日、豊橋市野依町の同店特設会場で開幕。初日から多くの買い物客らでにぎわった。13日まで。
　福祉の店は、障害福祉施設・事業所の活動や利用者らの頑張りを知ってもらおうと毎年実施している催し。今年も２月21日の名古屋会場を皮切りに、県内５会場で開く。豊橋開催は７回目。
　昨年の開催が好評を博したことから、今年は出展事業者が増加。東三河11事業所を含む県内27施設が、クッキーやマドレーヌ、シフォンケーキといった焼き菓子をはじめ、焼きたてパン、タンドリーチキン、縫製品や木工品、織り製品、季節柄ホワイトデー関連製品など、それぞれ自慢の自主製品を持参した。
　また、会場内に「がんばろう東北・熊本！！」と題した応援ブースも設置。東北や熊本の事業所による食品などの製品も多数並べた。
　初日はオープニングセレモニーが行われ、都築裕之・県セルプセンター副会長のあいさつに続き、「明日香」利用者の山野誉志子さん、金﨑康弘さんが「いつも頑張って作っている商品を頑張って売ります」などと決意表明、テープカットで開幕した。開場後は地元アカペラグループ「ＴＲＵＳＴ」のステージでイベントに花を添えた。
　即売会は午前９時半～午後７時（最終日は６時まで）で、石アートや風車作りなど日替わり体験コーナーも企画。11、12両日は「トヨッキー」「うずラッキー」も登場予定。担当の北尾健二・授産所ふくふく施設長らは「ぜひ多くの来場を」と呼び掛けていた。
（田中博子）