豊橋市がSDGsの取り組みを支援

　豊橋市は、国連で採択されたＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）＝ことば＝に向けた取り組みを進める企業や団体に向け「豊橋市ＳＤＧｓ推進パートナー」として登録する事業を始める。市と連携し、登録者同士の交流、市民らに活動をＰＲすることで意識を高める。９月30日まで募集する。
　昨年７月に市が内閣府から「ＳＤＧｓ未来都市」に選ばれた。パートナーは企業や団体で、共に共通のゴールを目指していこうと普及啓発を図る。佐原光一市長は「行政のみと思われがちだが、地球に生きる一員として一緒に活動していきましょうというメッセージもある」と説明した。
　20日午後４時からはインターネットライブ配信で募集説明会を開く。８月以降は登録企業や団体をホームページなどで公表する。来年３月には登録者の取り組みや活動実績を発表する。
　事業は包括協定を結んでいる東京海上日動火災保険、豊橋信用金庫と連携して実施する。登録者には証書や、東京海上が作った「ＳＤＧｓ未来都市バッジ」の交付と、信金の「ＳＤＧｓ応援ローン」の対象となる。
　問い合わせ、申し込みは豊橋市未来創生戦略室（０５３２・51・２１８１）へ。登録専用のホームページ＝ＱＲコード＝もある。
【安藤聡】

■ことば
ＳＤＧｓ（エスディジーズ）
Ｓｕｓｔａｉｎａｂｌｅ（持続可能な）Ｄｅｖｅｌоｐｍｅｎｔ（開発）Ｇｏａｌｓ（目標）の頭文字などを略した読み方。２０１５年９月に経済、社会、環境面でバランスの取れた社会を目指す世界共通の目標として国連サミットで採択された。17の目標と、各目標の下に具体的な１６９項目の達成基準から構成される。