県内コロナ感染者 5日連続で100人を下回る

　県は18日、この日新たに新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは57人だったと発表した。５日連続で１００人を下回っているが、県は「お盆休みで受診を控えた人がかなりいるのではないか」と分析、依然として厳しい状況にあるとして、不要不急の外出自粛や感染予防策の徹底を呼びかけている。
　地域別では県所管が19人、名古屋市が35人、豊橋市が２人、豊田市が１人だった。
　一方、17日に判明した43人の地域別内訳は、名古屋市が20人。東三河では、豊橋市はゼロで豊川市が３人、蒲郡市が１人だった。
　年代別では40代が10人で30代が８人、60代が５人、20代、50代、70代が４人。患者数が少ないが、７月中旬に始まった第２波の当初に起きていた名古屋市中心部でのクラスター（感染者集団）はすでに終息傾向にあるという。代わりに現在「医療・高齢者施設等」で四つのクラスターでの患者が増えている。
　７月１日から８月17日までの患者の総数は３２６３人になった。30代以下は61・４％、感染経路不明者は55・８％。
　この期間の重症・中等症の患者が占める割合は８・０％になった。第１波（２～４月）の32・０％に比べるとまだ低いが、一貫して上昇傾向にある。８月の重症者はすでに22人になり、７月の10人、４月の18人を超え、３月の30人に近づいている。今月１日には累計35人だった死者が17日現在で10人増えて45人になった。
　入院は３２６人。入院調整が32人。自宅療養８７４人。軽症者や無症状患者向けの施設入所は48人となっている。
【山田一晶】