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新城でドローン活用した防災訓練

スピーカーが搭載されたドローン
スピーカーが搭載されたドローン
消火器を使った消火訓練=大海遊園地で
消火器を使った消火訓練=大海遊園地で

 新城市大海区自治会は30日、初めてドローンを活用した自主防災訓練を大海遊園地で開催した。新型コロナウイルスの感染防止対策で人数を少なくし、消防団員と地域住民計54人が参加した。
 訓練は、南海トラフ地震が発生したという想定で午前9時から始まった。防災無線を使い、避難を呼びかけた。その後、ポンプ放水車を使い、火がついたまきを消火器で消したり、火が入ったフライパンに布で被せ、酸素を遮断して火を消す君れがあった。
 最後にドローンを飛行させての訓練が始まった。大海区は東郷地域自治区の地域活動交付金の50万円を活用しドローン1機を購入した。市内の自治区としては初めて。
 「みかわドローン協会」の鈴木達也副代表(61)と大竹一弘さん(44)が所有するドローンを使用してデモンストレーションをした。大竹さんの機体は、操縦画面と非常電源を使用した屋外モニターと連動させ、上空から地上の様子を映した。住民はモニター画面を見て、ドローンが飛んでいる方向を指を指すなどしていた。鈴木さんはスピーカーを搭載したドローンを飛ばし、救助者の捜索訓練を実演した。スピーカーが上空から「遭難者を探しています。ドローンが目に入ったら手を振ってください」と音声を流した。
 大海区の防災専門員の山口純生代表(60)は「地元住民にドローンが防災で活用できることを伝えて、協力してもらえるようにしたいと思います」と話した。
 今後は災害以外の事件や事故でもすぐにドローンが使える体制を整える。また地域コミュニティーで、子供たちに広く知ってもらうためのイベントなどで活用していく予定。
【林大二朗】

 新城市大海区自治会は30日、初めてドローンを活用した自主防災訓練を大海遊園地で開催した。新型コロナウイルスの感染防止対策で人数を少なくし、消防団員と地域住民計54人が参加した。
 訓練は、南海トラフ地震が発生したという想定で午前9時から始まった。防災無線を使い、避難を呼びかけた。その後、ポンプ放水車を使い、火がついたまきを消火器で消したり、火が入ったフライパンに布で被せ、酸素を遮断して火を消す君れがあった。
 最後にドローンを飛行させての訓練が始まった。大海区は東郷地域自治区の地域活動交付金の50万円を活用しドローン1機を購入した。市内の自治区としては初めて。
 「みかわドローン協会」の鈴木達也副代表(61)と大竹一弘さん(44)が所有するドローンを使用してデモンストレーションをした。大竹さんの機体は、操縦画面と非常電源を使用した屋外モニターと連動させ、上空から地上の様子を映した。住民はモニター画面を見て、ドローンが飛んでいる方向を指を指すなどしていた。鈴木さんはスピーカーを搭載したドローンを飛ばし、救助者の捜索訓練を実演した。スピーカーが上空から「遭難者を探しています。ドローンが目に入ったら手を振ってください」と音声を流した。
 大海区の防災専門員の山口純生代表(60)は「地元住民にドローンが防災で活用できることを伝えて、協力してもらえるようにしたいと思います」と話した。
 今後は災害以外の事件や事故でもすぐにドローンが使える体制を整える。また地域コミュニティーで、子供たちに広く知ってもらうためのイベントなどで活用していく予定。
【林大二朗】

スピーカーが搭載されたドローン
スピーカーが搭載されたドローン
消火器を使った消火訓練=大海遊園地で
消火器を使った消火訓練=大海遊園地で

カテゴリー:社会・経済

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