行方不明になった女性を発見 豊橋署が警察犬を表彰

　豊橋署は２日、豊橋市内の自宅から行方不明になった女性を捜索して発見したとして、警察犬リンダ号（２）を表彰した。また、県警鑑識課警察犬係の佐野智弘巡査部長と、本美昌英巡査長に署長賞を贈った。
　リンダ号はシェパードの雌。８月15日午後10時頃、70代女性の家族から「母がいなくなった」と１１０番があった。警察犬係に出動要請があり、16日午前２時25分頃、家族から女性が普段履いている靴の提供を受けて、リンダ号に覚えさせた。そして15分後、家から西に約５５０㍍離れた道路脇にいた女性を見つけた。女性にけがはなかった。
　リンダ号は今年１月にも中川署管内で行方不明者を発見した実績がある。担当の本美巡査長は「普段からおてんばなところがあるが、活発な犬の方が積極的に活動するので頼りになる」と話した。
　梶浦哲哉署長は「家族の方も喜んでいました」と話した。
　リンダ号は表彰状と一緒にビーフジャーキー１㌔が贈られた。本美巡査長は「体が大きいのですぐに食べてしまう」と話した。
【林大二朗】