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「戦争めしガイドブック」制作

「『戦争めし』ガイドブック豊橋」の小冊子をつくった生徒=桜丘高校で
「『戦争めし』ガイドブック豊橋」の小冊子をつくった生徒=桜丘高校で
魚乃目三太さんからの直筆メッセージとイラスト色紙
魚乃目三太さんからの直筆メッセージとイラスト色紙

豊橋の桜丘高

 太平洋戦争下の「食」を知り、後世に伝えようと「『戦争めし』ガイドブック豊橋」づくりに取り組む私立桜丘高校(豊橋市南牛川)の生徒有志が、戦時下の生活を知る人から献立やエピソードを集めた小冊子を作り、3日に学園祭で発表した。全校生徒に呼びかけて親族らから聞いた当時の「サツマイモご飯」など24話を掲載した。
 戦時中の苦しみなど、当事者の思いを受け継ぎ、生徒たちが未来の「語り部」の一端を担う。今回は「食」にスポットを当てた。タイトルは「戦争めし」で、雑誌「ヤングチャンピオン烈」で連載中の漫画「戦争めし」の豊橋版としている。原作者は魚乃目三太(うおのめさんた)さんで、協力を要請した。
 企画に取り組む10人の生徒が、同校生徒約1500人に家族へのアンケート調査を依頼し、855人から回答があった。当時の献立と食にまつわるエピソードは292話分あった。
 B5判16㌻の小冊子の中に「サツマイモご飯」の話がある。80歳の祖母が、入手困難だった米を少しにして、切ったサツマイモを入れ、おじやとして食べたエピソードが載っている。
 編集担当の生徒は実際に献立を再現して試食した。中瀬優希さん(3年)は「当時の人たちは生きるために必死で食べていたことが分かりました」と話した。
 一方、魚乃目さんからは9月28日に返信が届いた。生徒の活動に感銘を受け「今度は僕に皆さまが聞いた話をお聞かせいただけないでしょうか。そして新しく『戦争めし』を描かせてもらえないでしょうか」と直筆で書かれていた。平野恭佑さん(同)は「意欲を示してくれたのはとてもうれしい」と喜んだ。
【安藤聡】

豊橋の桜丘高

 太平洋戦争下の「食」を知り、後世に伝えようと「『戦争めし』ガイドブック豊橋」づくりに取り組む私立桜丘高校(豊橋市南牛川)の生徒有志が、戦時下の生活を知る人から献立やエピソードを集めた小冊子を作り、3日に学園祭で発表した。全校生徒に呼びかけて親族らから聞いた当時の「サツマイモご飯」など24話を掲載した。
 戦時中の苦しみなど、当事者の思いを受け継ぎ、生徒たちが未来の「語り部」の一端を担う。今回は「食」にスポットを当てた。タイトルは「戦争めし」で、雑誌「ヤングチャンピオン烈」で連載中の漫画「戦争めし」の豊橋版としている。原作者は魚乃目三太(うおのめさんた)さんで、協力を要請した。
 企画に取り組む10人の生徒が、同校生徒約1500人に家族へのアンケート調査を依頼し、855人から回答があった。当時の献立と食にまつわるエピソードは292話分あった。
 B5判16㌻の小冊子の中に「サツマイモご飯」の話がある。80歳の祖母が、入手困難だった米を少しにして、切ったサツマイモを入れ、おじやとして食べたエピソードが載っている。
 編集担当の生徒は実際に献立を再現して試食した。中瀬優希さん(3年)は「当時の人たちは生きるために必死で食べていたことが分かりました」と話した。
 一方、魚乃目さんからは9月28日に返信が届いた。生徒の活動に感銘を受け「今度は僕に皆さまが聞いた話をお聞かせいただけないでしょうか。そして新しく『戦争めし』を描かせてもらえないでしょうか」と直筆で書かれていた。平野恭佑さん(同)は「意欲を示してくれたのはとてもうれしい」と喜んだ。
【安藤聡】

「『戦争めし』ガイドブック豊橋」の小冊子をつくった生徒=桜丘高校で
「『戦争めし』ガイドブック豊橋」の小冊子をつくった生徒=桜丘高校で
魚乃目三太さんからの直筆メッセージとイラスト色紙
魚乃目三太さんからの直筆メッセージとイラスト色紙

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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