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剣道・教え子の国際結婚に笑顔

長谷川さん㊧と再会したアミットさん㊥と妻の脇園さん=青陵中学校で
長谷川さん㊧と再会したアミットさん㊥と妻の脇園さん=青陵中学校で
稽古に臨む2人と見守る脇園さん(後方)
稽古に臨む2人と見守る脇園さん(後方)

 豊川市在住の剣道家で、豊橋市の剣道教室で指導する長谷川眞さん(71)が教えたネパール人のアミット・クマール・チョーダリさん(35)が、稲沢市出身の脇園爽加(さやか)さん(35)と国際結婚した。剣道とSNSを通じての縁だ。新型コロナウイルス禍で、オンラインを通じた交流が盛んな現代ならではのラブストーリーとは-。
 アミットさんは15年前、ネパールのカトマンズで、JICA(国際協力機構)のシニアボランティアとして派遣された長谷川さんから指導を受けた。現在は三段の腕前を持つ。
 昨年9月、世界中の剣道ファンが参加するフェイスブックの「ワールド剣道ネットワーク」に自身の稽古の様子を投稿した。早素振りや子どもを教える姿を見た脇園さんが「剣道に対する真っすぐな姿勢が伝わってきた。会いたいと思った」と英語でメッセージを送った。
 11月にはネパールで初対面を果たし、特に脇園さんはアミットさんの実直な人柄に「会ってその日のうちに結婚したいと思った」と一目ぼれ。3月3日にカトマンズで挙式し、現在は東京都内で2人で暮らしている。
 今月11日には2人が豊橋市立青陵中学校武道場を訪れた。そして長谷川さんが教える「東心館」と成人向けの「日曜会」の稽古に参加。長谷川さんと竹刀を交えて汗を流した。剣道をきっかけに、SNSの進歩も後押しして育まれた愛の形に、長谷川さんは「心の底からうれしい」と笑顔を浮かべた。
 都内で夫婦そろって金王(こんのう)道場に通っているアミットさんは「先生は剣道の神様。言葉にできないほどうれしい」と恩師との再会に笑顔。「新しい人生を頑張って、コロナの影響がなくなれば夫婦で世界大会に挑戦したい」と語った。
【由本裕貴】

 豊川市在住の剣道家で、豊橋市の剣道教室で指導する長谷川眞さん(71)が教えたネパール人のアミット・クマール・チョーダリさん(35)が、稲沢市出身の脇園爽加(さやか)さん(35)と国際結婚した。剣道とSNSを通じての縁だ。新型コロナウイルス禍で、オンラインを通じた交流が盛んな現代ならではのラブストーリーとは-。
 アミットさんは15年前、ネパールのカトマンズで、JICA(国際協力機構)のシニアボランティアとして派遣された長谷川さんから指導を受けた。現在は三段の腕前を持つ。
 昨年9月、世界中の剣道ファンが参加するフェイスブックの「ワールド剣道ネットワーク」に自身の稽古の様子を投稿した。早素振りや子どもを教える姿を見た脇園さんが「剣道に対する真っすぐな姿勢が伝わってきた。会いたいと思った」と英語でメッセージを送った。
 11月にはネパールで初対面を果たし、特に脇園さんはアミットさんの実直な人柄に「会ってその日のうちに結婚したいと思った」と一目ぼれ。3月3日にカトマンズで挙式し、現在は東京都内で2人で暮らしている。
 今月11日には2人が豊橋市立青陵中学校武道場を訪れた。そして長谷川さんが教える「東心館」と成人向けの「日曜会」の稽古に参加。長谷川さんと竹刀を交えて汗を流した。剣道をきっかけに、SNSの進歩も後押しして育まれた愛の形に、長谷川さんは「心の底からうれしい」と笑顔を浮かべた。
 都内で夫婦そろって金王(こんのう)道場に通っているアミットさんは「先生は剣道の神様。言葉にできないほどうれしい」と恩師との再会に笑顔。「新しい人生を頑張って、コロナの影響がなくなれば夫婦で世界大会に挑戦したい」と語った。
【由本裕貴】

長谷川さん㊧と再会したアミットさん㊥と妻の脇園さん=青陵中学校で
長谷川さん㊧と再会したアミットさん㊥と妻の脇園さん=青陵中学校で
稽古に臨む2人と見守る脇園さん(後方)
稽古に臨む2人と見守る脇園さん(後方)

カテゴリー:社会・経済

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